ニュース News

シフィオンテクが「クレイジー」な一年を振り返る「自分をとても誇りに思う」

「全米オープン」でのシフィオンテク

2022年、新世界女王のイガ・シフィオンテク(ポーランド)は歴史に残る素晴らしいシーズンを送った。先日の「WTAファイナルズ フォートワース」をベスト4で終えたシフィオンテクが記録づくしの今シーズンを振り返った。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

トップシードとして「WTAファイナルズ」に出場したシフィオンテクは、準決勝で第7シードのアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)に2-6、6-2、1-6で敗れた。11ヶ月にも及ぶシーズンの中で、これがたった9回目の敗戦だった。「嘘はつかないわ。この瞬間を待っていたの」とシフィオンテクはシーズンを終えた感想を述べた。

「先週は終わりが見えにくい状態だったけれど、試合のために準備を整えて、モチベーションも高く保てていたわ。準決勝で負けて悔しい反面、オフの日が1日増えた。それは明るい面よね。今シーズンは本当にハードで、終わりまでいいプレーができた自分に誇りを感じているの。それが終わって嬉しいわ」

今シーズン、21歳のシフィオンテクが打ち立てた記録の数々は今後も長く残るものばかりだ。シフィオンテクはツアー最多の8大会優勝を成し遂げた。この数字は11大会で優勝した2013年のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)以降最多の数字だ。そして今世紀最多の37試合連続勝利を達成。シフィオンテクはシーズンの3分の1以上となる135日間無敗だった。「WTAファイナルズ」でサバレンカに負けるまで、トップ10相手には15試合連続勝利を収めていた。ここ40年間でシフィオンテクを上回る数字を残したのはマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)(20試合)とシュテフィ・グラフ(ドイツ)(17試合)だけだ。

シフィオンテクは、シーズン終了時点で11,085ポイントを有している。これは2013年のセレナの13,260ポイントに次ぐ歴代2位の記録だ。1つのシーズンにこれだけ多くの成果を挙げられたことが信じられないとシフィオンテクは語った。

「こんなことになるなんて本当にクレイジーだわ。今後のキャリアでずっと心の支えになるようなことよね。そして誇りに思うことでもあるわ。ファイナルズでは負けてしまったけれど、全てを楽しもうと思っているの」

セレナの記録に迫る成績を残していること自体が、シフィオンテクがどれだけ素晴らしいシーズンを送ったかという証になっている。シフィオンテクは6-0でセットを勝ち取ったことが22回あった。セレナは2013年に25回6-0を記録している。さらに、ストレート勝ちした試合が48回、これもセレナ以来の好記録だ。シフィオンテクは67勝9敗でシーズンを終えた。これもまた、セレナに次ぐ数字となった。

「私はただ、8日間何も考えず、何もせずに過ごしたいわ」とシフィオンテクは語った。「こういう休暇を取るのは初めてよ。いつもは観光ができる場所に行って、アクティブな休暇を過ごしていたから。その後ゆっくり練習に戻っていきたいの。簡単な練習から始めるのは間違いないわね。だから、たくさん時間があるわ。それで丁度いいと思うの」

シフィオンテクは、ハードコードで47勝を挙げた。これは2000年以降5番目に多く、2013年以降最多だ。今世紀、シフィオンテクより多く勝利したのはリンゼイ・ダベンポート(アメリカ)、キム・クライシュテルス(ベルギー)、アグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)、エレナ・ヤンコビッチ(セルビア)のみだ。「WTAファイナルズ」のグループステージでは、13ゲームしか落とさずに自身初の準決勝進出を果たした。大会でラウンドロビン方式が取られるようになって以降シフィオンテクより良い数字を残したのは、2007年に11ゲームを落としベスト4入りしたジュスティーヌ・エナン(ベルギー)だけだった。

そして今季「全仏オープン」と「全米オープン」で優勝を飾り、グランドスラム優勝数を3に伸ばした。1000大会では、「WTA1000 インディアンウェルズ」と「WTA1000 マイアミ」で連続優勝し、サンシャインダブルを達成した最年少選手に。4月に新世界女王となってからは、最初の45試合中40試合で勝利。この数字はエナンと並び、42試合で勝利したセレナに次ぐ好成績となった。

シフィオンテクにとっては気分が高揚するような記録ばかりだが、再び記録を積み重ねる前に、今はしっかりと休息と回復に専念する時だ。

「しっかりリラックスするつもり。どうやってリラックスできるか学ばなきゃいけないのよね。全て遮断してしっかり回復できたのは去年が初めてだったの。今年もそれをやってみるわ。いつもプレーしていて脳が競技に慣れていると、そういうことができないのよね」

「アドレナリンを抑えてゆっくりしたい。プレシーズンにやって良かったことを試してみるかもしれない。でも同時に、練習に集中することも私にとっては結構大事になってくるわ。大抵、プレシーズンは疲れ切ってしまう期間なの。だから、何も驚くようなことは計画していないわ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのシフィオンテク
(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. シフィオンテクが「クレイジー」な一年を振り返る「自分をとても誇りに思う」