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大谷翔平を手本に成長!Next Genファイナルズ初出場のツェン

「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」でのツェン

21歳以下のトップ8選手で争われる「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/11月8日~11月12日/室内ハードコート)に出場する一人、21歳のツェン・チュンシン(台湾)が、テニス…ではなく野球への愛情を語っている。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えた。

ツェンは幼い頃から様々なスポーツに親しんできた。しかし、台湾で人気の野球にはあまり興味がなかったという。

「学校では、野球そのものはやっていなかった。だけどボールは打っていたし、ルールは野球に似たものだったな」とツェンは幼少期の遊びについて振り返る。「ボールを遠くまで打って、ベースを駆け抜ける感覚がすごく好きだったんだ。だから幼い頃から遊んでいた」

成長しても野球にどっぷり浸かることはなかったが、パンデミックを機にインターネットで野球の動画を見るようになると、状況は一変。2019年にテニスのプロへ転身したツェンだが、彼を突き動かすモチベーションは野球だった。選手の中には準備運動としてジムでバイクをこいだり、サッカーボールを蹴ったりする人がいるが、ツェンのウォーミングアップ方法はピッチャーのように野球のボールを投げることだ。

「今は毎日(野球の)ハイライトを見ているよ。見るのも好きだし投げるのも好きなんだ」と語るツェンは、遠征時には野球のグラブを持ち歩いている。「練習前には(投球を)いつもやっている。肩を温めるのに良いんだよ。サーブとモーションが似ているから、サーブの改善にもつながっているんだ」

そんなツェンはメジャーリーグで活躍する大谷翔平の大ファンでもあり、日々彼から学ぼうとしている。

「本当に彼を尊敬している。(彼についての)本を読んで、彼から学び、どうやったら彼のように成長できるかを考えているんだ」

「彼はとてつもない努力をしたと思う。それが最初のポイントなのは間違いない。子どもの頃から大きな目標があって、うまく計画を立ててきた。その頭の中には素晴らしい計画がいくつもあって、それに従っている。だから彼はトップに立てているんだろう」

ツェンにとって今年の目標の一つは「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」の出場権を手にすることで、これは達成した。

「トップクラスの若手選手を一堂に集めて競わせるのは良いことだと思う。この大会は4ゲームを先取した方が勝利する5セットマッチと早い展開になるから、いい結果を残すためには早目に試合に慣れることが必要なんだ」と大会攻略のポイントについて語った。

今年8月にキャリアハイの世界83位を記録したツェンは、現在世界90位。昨年の12月に初めてトップ200入りを果たし、それから1年も経たないうちに「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」への初出場を決めた。

「素晴らしい道のりだったよ。300位前後だった頃は、そこで2、3年停滞していたんだ。とても厳しい時期だった」とツェンは下積み時代を回想する。「でも去年の11月からその状況を抜け出し、トップ100に入ることができた。すごく驚いたよ。こんなに早くたどり着けるなんて思わなかったから、今もまだ信じられない気持ちだ」

「コートで混乱して悪い選択をし、うまくいかないことがよくあった。でも毎日努力を続けて、上達を目指してきた。そうすればトップレベルへ行けると信じていたからね」

「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」では8人の出場者がまず4人ずつの2グループに分かれて総当たり戦を戦い、その後に各グループの上位2人、計4人がトーナメント方式で優勝を争う。第6シードのツェンは第2シードのロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、第3シードのジャック・ドレイパー(イギリス)、第7シードのドミニク・ストリッカー(スイス)とともにレッド・グループに同居。現地8日に行われたグループステージ第1戦では、ムゼッティに2-4、2-4、2-4のストレートで敗れた。ここから盛り返すことができるだろうか。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」でのツェン
(Photo by Giampiero Sposito/Getty Images)

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