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パリ大会優勝のルーネが初のトップ10入り!西岡はキャリアハイ更新

「ATP1000 モントリオール」での西岡

ATP(男子プロテニス協会)は7日、最新の世界ランキングを公表。日本人トップの西岡良仁(日本/ミキハウス)は、「ATP1000 パリ」(フランス・パリ/10月31日~11月6日/室内ハードコート)1回戦で元世界14位のアスラン・カラツェフ(ロシア)を倒して2回戦まで進出。順位を2つ上げてキャリアハイ更新となる36位でシーズンを終えた。

パリ大会決勝では、前回チャンピオンで第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とノーシードの19歳オルガ・ルーネ(デンマーク)が激突した。「ウィンブルドン」「ATP250 テルアビブ」「ATP500 アスタナ」と3大会連続でタイトルを手にしていたジョコビッチに対して、ルーネも「ATP250 ソフィア」「ATP250 ストックホルム」「ATP500 バーゼル」の3大会連続で決勝に進出し、ストックホルム大会では今季2冠目を獲得。そろって好調の二人は昨年の「全米オープン」で1度顔を合わせており、その際はジョコビッチが4セットで勝利していた。

第1セットは、お互いにサービスゲームをキープし合う拮抗した展開だったが、第4ゲームでルーネが15-30から2回続けてダブルフォールトを犯してしまいゲームを落とす。このリードを守ったジョコビッチがセットを先取。第2セットではジョコビッチが立ち上がりから3度のブレークチャンスを迎えるが、いずれもモノにできず。さらに第2ゲームでは4度のアンフォーストエラーを犯してゲームを落としてしまい、ルーネにリードを許す展開に。ルーネはその後2度のラブゲームキープを含む安定した試合運びでセットを取り返す。第3セット、お互いに1度ずつブレークを奪い迎えた第11ゲーム。ルーネのブレークチャンスでジョコビッチのショットがサイドラインを超え、ルーネが6-5とする。ルーネのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第12ゲームでは、ジョコビッチが6度のブレークチャンスを作るも全て決められず。ルーネは1度チャンピオンシップポイントを逃すも、2度目を確実にモノにして3-6、6-3、7-5でマスターズ1000大会初制覇を成し遂げた。

今年5月にツアー初タイトルを獲得してからこれで3冠目のルーネは、「試合後は感情的になったよ。おそらく僕の人生、キャリアで最高の気分。もっと大きな夢があるけど、まずは小さな夢が叶ったと思う。ノバクのような最高峰の選手と渡り合えるようになったのは、本当に良い一歩だ。最後のゲームで勝てたのは、人生の中で最も安堵した瞬間だった。ストレスの溜まる展開の中で戦っていたから、乗り越えられてとても嬉しい」と喜びを語った。順位は8つ上がり初のトップ10(10位)入り。

惜しくもタイトル防衛を逃したジョコビッチは1,000ポイントを失い、1ランクダウンの8位。ベスト4には第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と第8シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が名を連ね、前者は1年ぶりにトップ3(3位)へ返り咲き、後者は8位から6位へと浮上してキャリアハイを更新した。

第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)は3回戦でルーネに敗れたが、2ランクアップで7位。今大会が現役最後の大会となった元世界6位のジル・シモン(フランス)は、1回戦で元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)に、2回戦で第9シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に勝利。3回戦ではオジェ アリアシムに1-6、3-6で敗れ、プロ生活に幕を閉じた。順位は188位から147位まで上昇している。

第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と第4シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は初戦敗退。ナダルは昨年大会に出場していなかったためポイントの失効はなく2位のまま、昨年準優勝のメドベージェフは2ダウンの5位に位置している。怪我によりツアーから離脱しているアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、昨年の「Nitto ATPファイナルズ」優勝で得たポイントなどを失ったことで6位から12位まで転落し、約5年ぶりのトップ10圏外に。

そのほかの日本人では、一足先にシーズンを終了したダニエル太郎(日本/エイブル)が94位をキープ。横浜で行われたチャレンジャー大会では、内田海智(日本/富士薬品)がベスト8入りで、順位は3つ伸ばし169位に。準々決勝で内田を破り決勝まで駒を進めた綿貫陽介(日本/フリー)は、タイトル獲得までは至らず。しかし順位は227位から193位へと浮上し、2019年5月以来にトップ200へ復帰した。

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【11月7日付最新ATPランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1) カルロス・アルカラス(スペイン) 6,820
2. ← (2) ラファエル・ナダル(スペイン) 5,820
3. ↑ (5) ステファノス・チチパス(ギリシャ) 5,350
4. ← (4) キャスパー・ルード(ノルウェー) 5,020
5. ↓ (3) ダニール・メドベージェフ(ロシア) 4,065
6. ↑ (8) フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ) 3,995
7. ↑ (9) アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 3,530
8. ↓ (7) ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 3,320
9. ↑ (11) テイラー・フリッツ(アメリカ) 2,955
10. ↑ (18) オルガ・ルーネ(デンマーク) 2,911
11. ↓ (10) フベルト・フルカチュ(ポーランド) 2,905
12. ↓ (6) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 2,700
13. ↑ (14) パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン) 2,495
14. ↓ (13) キャメロン・ノリー(イギリス) 2,445
15. ↓ (12) ヤニク・シナー(イタリア) 2,410
16. ↓ (15) マッテオ・ベレッティーニ(イタリア) 2,375
17. ↓ (16) デニス・シャポバロフ(カナダ) 2,225
18. ↓ (17) マリン・チリッチ(クロアチア) 2,105
19. ↑ (21) フランシス・ティアフォー(アメリカ) 2,090
20. ↓ (19) カレン・ハチャノフ(ロシア) 1,990
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36. ↑ (38) 西岡良仁(日本/ミキハウス) 1,134

94. ← (94) ダニエル太郎(日本/エイブル) 594

147. ↑ (188) ジル・シモン(フランス) 385

169. ↑ (172) 内田海智(日本/富士薬品) 338

193. ↑ (227) 綿貫陽介(日本/フリー) 279

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 モントリオール」での西岡
(Photo by Minas Panagiotakis/Getty Images)

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