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アートとファッション好きなオペルカ「テニスの伝統的なところが嫌い」

「ATP250 ミュンヘン」プレーヤーズ・ナイトでのオペルカ

テニスの元世界ランキング17位、身長211cmのビッグサーバーであるライリー・オペルカ(アメリカ)は、「全米オープン」に彼のスポンサーとなっているアートギャラリーの名が書かれたバッグを許可なく持ち込んで罰金を科されたことがある。そんなオペルカは、アートとファッションに関わることで、伝統的なスポーツであるテニスの「一部のことを軽蔑する」ようになったと明かした。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

パリ・ファッションウィークを初めて訪れたオペルカは、男性ファッション誌GQのインタビューで、自身がどのようにして「伝統を嫌うようになった」のかに触れた。

「伝統を嫌うようになった。そして明らかに、テニスは全てが伝統だ。“ウィンブルドン”を見るといい、あれがテニスだ。僕には向いていない。アートとファッションに深く関われば関わるほど、テニスに関する一部のことを軽蔑するようになった」

昨年の「全米オープン」で、オペルカはスポンサーである「ティム・ヴァン・レイレ・ギャラリー」のピンク色のトートバッグをコートに持ち込んだ。するとロゴの大きさが大会規定に定められた上限を超えているとして、1万ドル(約147万円)の罰金を科された。

オペルカはまた、選手たちが大会で同じ格好をしていることに触れ、それによって選手の個性が奪われていると考えている。「選手が身に着けるもの自体、全部同じ色で、全部がすごく似通っている。どのブランドもインディアンウェルズ大会で写真撮影をするから、印象が全く同じだ。個性的なものはもはや何もなくて、悲しいよ」

テニスでもNBAのように「コートに出る時間をちょっとしたファッションショーに」しない理由を聞かれたオペルカは、テニスのビジネス構造が「保守的な文化」を醸成し、それによって誰もが、他の人と違うことをすることを恐れるのだと説明した。

「テニスは個人競技だ。何か問題が起きれば、直接影響を受ける。テニスのビジネス構造の成立の仕方が、ある種の保守的な文化を生んでいて、みんな人と違ったことをするのをすごく恐れるんだと思う」

オペルカは9月上旬に腰の手術を受けた。この怪我により今年の「全米オープン」には出場できなかったが、オペルカは情熱を注ぐ別のもの、つまりファッションを楽しみながら回復期間を過ごすことに決めた。「僕にとって、この何週間かは今年指折りのいい期間だよ」

オペルカはsacaiとリック・オウエンスのショーに出席。リック・オウエンスはオペルカの「究極的なファッションの憧れ」だという。16歳の時にそのブランドに関心を持ち始めた頃は、「最大限の視覚的強度のために意図的に歪められ強調された」そのバランスが、自分の非常に大柄な体格に合うという、「純粋に実用的なもの」だったとオペルカは語った。

「実際に体に合う服を見つけたのは、人生でその時が初めてだった」

現在世界ランキング37位のオペルカは、「ウィンブルドン」のセンターコートでオウエンスがデザインした服を着るのが夢だと言い、さらにThom Browneの服を大会で着用することを考えたこともあると付け加えた。

「Thom Browneは最高だよ。それに彼は、アーサー・アッシュ(アメリカ)のような選手たちの古典的なテニスのスタイルから着想を得ているから、理にかなうんじゃないかな」

※為替レートは2022年11月2日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP250 ミュンヘン」プレーヤーズ・ナイトでのオペルカ
(Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images)

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