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元世界18位セッピが引退。シナー、フォニーニがコメント

2021年「全米オープン」でのセッピ

元世界ランキング18位で38歳のアンドレアス・セッピ(イタリア)が、母国のオルティゼーイで開催されたチャレンジャー大会をもって20年の現役生活にピリオドを打った。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

2002年にプロに転向したセッピは、2013年にキャリアハイとなる世界18位に到達し、2005年から2019年にかけて年末ランキングでトップ100を維持し続けてきた。その間にセッピはシングルスで3つ、ダブルスで1つのツアータイトルを獲得し、ツアー大会のシングルスで386勝を挙げた。さらに、ロジャー・フェデラー(スイス)をはじめ、ラファエル・ナダル(スペイン)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ダニール・メドベージェフ(ロシア)、レイトン・ヒューイット(オーストラリア)、フアン カルロス・フェレロ(スペイン)といった名だたる選手に勝利した経験を持ち、2005年の「ウィンブルドン」から今年の「全豪オープン」まで66回連続でグランドスラムに出場している。

肩や背中に度重なる痛みを抱え始めて連戦が厳しくなったセッピは、今シーズンをもって引退することを決意。10月24日から開催されたオルティゼーイ大会の初戦で当時世界154位のヤニック・ハンフマン(ドイツ)に7-5、3-6、4-6の逆転負けを喫したセッピは、自分のキャリアについてこう語っている。

「(2005年に)やっとトップ100に入って、たしかその年を70位くらいで終えた時に“よし、あと数年はトップ100でいられるようにしよう”と考えていたのを覚えている。今振り返ると、15年連続でそれを達成できたことは、キャリアをスタートさせた当初には予想もしなかったことだよ。だから、それだけ長い間にわたって高いレベルを維持できたことは、僕にとって最も誇らしいことかもしれない。もちろん、もう何回か優勝したり、最高ランキングがもう少し高ければもっと良かった。それでも、このレベルでこれだけプレーを続けられたことが、僕にとって最も特別なことだ」

セッピはコート上でもコート外でも意見を主張する選手ではなかった。彼は手ごわい対戦相手でありながら、スター選手から頭角を現し始めた選手、大会スタッフに至るまで、誰に対しても同じように接してきた、親切で寛大な選手として知られる。そんなセッピを同じイタリア人選手たちが称えている。

元世界9位で35歳のファビオ・フォニーニ(イタリア)はセッピとのツーショットをInstagramに投稿し、称賛の言葉を送った。「ツアーで何年も一緒にプレーできてすごく嬉しい。君は僕の友人であり、仲間であり、対戦相手であり、そして何よりも、献身とプロ意識、意志の強さを示してくれるお手本だった。君はいつも僕の背中を押し、対戦する度にもっと良くなるよう僕を励ましてくれた。君の未来が素晴らしいものであることを祈っている」

12歳の時に初めてセッピに紹介されたという21歳のヤニク・シナー(イタリア)は、当時と最近のセッピとのツーショットをSNSに載せ、「素晴らしいキャリアにおめでとうと言わせてほしい。あなたは素晴らしいお手本だ。これから寂しくなるよ」と綴っている。

5年前からアメリカのコロラド州に家を構えるセッピは二人の子どものパパだ。2020年に生まれた長女に続き、今年の春には第二子となる長男が誕生。彼のInstagramにはベビーカーを押したり、娘に釣りを教える写真が投稿されており、子煩悩な様子が伺える。将来の具体的な計画はまだないものの、ひとまずフルタイムでテニスのコーチになるつもりはないと言うセッピは、「きっとこれからもたくさんのドラマが待っているよ」と笑いながらコメントしている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全米オープン」でのセッピ
(Photo by Elsa/Getty Images)

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