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今季2冠目のメドベージェフがファイナルズ出場権獲得!西岡は1ランクダウン

「ATP500 ウィーン」のトロフィーを掲げるメドベージェフ

ATP(男子プロテニス協会)は10月31日、最新の世界ランキングを公表。日本人トップの西岡良仁(日本/ミキハウス)は「ATP500 ウィーン」(オーストリア・ウィーン/10月24日~10月30日/室内ハードコート)の予選2試合をどちらもストレート勝ちで突破したが、本戦1回戦で第4シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)に逆転で敗れた。順位は1つ落として38位に。

ウィーン大会の決勝は、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)とノーシードのデニス・シャポバロフ(カナダ)が通算6度目の対戦に。最初の2試合はシャポバロフに軍配が上がったが、そこからメドベージェフがストレートで3連勝を収めていた。しかしこの日はシャポバロフが第1セットでのファーストサーブ後のポイント取得率を95%とし、ウィナーも19本決めるなど躍動してセットを先取。第2セットからはメドベージェフも反撃に出て、より深く正確なショットを交えシャポバロフのアンフォーストエラーを誘った。フルセットの末、4-6、6-3、6-2で勝利を手にしたのはメドベージェフで、8月の「ATP250 ロスカボス」以来となる今季2冠目を獲得。

今月14日に第一子となる女児を迎えたばかりのメドベージェフは、「このタイトルは妻に捧げるよ。彼女は僕にこれまでで最も美しいプレゼントをくれたからね。娘を迎えた時の感情は、どんなタイトルを獲った時よりも特別なんだ」と述べた。順位は1つ上がって3位とし、2位のラファエル・ナダル(スペイン)との差を655ポイントから155ポイントまで縮めている。またこの結果、シーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月13日~11月20日/室内ハードコート)への出場権を4大会連続で得ることに。

今季初タイトルを目指したが「ATP250 ソウル」に続いての準優勝となったシャポバロフは、3ランクアップで16位。ノーシードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は4月の「ATP1000 モンテカルロ」以来、シーズン3度目のベスト4入りを果たし、32位から28位へと上昇。同じく準決勝まで駒を進めたノーシードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)は、1つ順位を上げて26位に位置している。3週間ぶりに足首の怪我からツアーに復帰した第6シードのヤニク・シナー(イタリア)は、ベスト8入りで12位をキープ。地元の声援を背に2回戦まで進出した元世界3位のドミニク・ティーム(オーストリア)は、13ランクアップで約半年ぶりにトップ100(100位)に返り咲いた。またティームは今大会をもってシーズン終了を発表している。前回チャンピオンのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、未だ怪我から復帰のめどが立っておらず500ポイントを失効したが、順位は先週と変わらず6位のまま。7位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)との差は540ポイントから、僅か40ポイントに。

「ATP500 バーゼル」(スイス・バーゼル/10月24日~10月30日/室内ハードコート)では、第3シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が3週連続でタイトルを手にした。初顔合わせとなったノーシードのオルガ・ルーネ(デンマーク)との決勝を6-3、7-5で制したオジェ アリアシムは、ロジャー・フェデラー(スイス)が10度王者に輝いた同大会の歴史に名を刻めることについて次のように語った。「本当にクール。今朝ロジャーのことを考えていたんだ。彼が10度優勝したこの大会で勝つことができたらどれほど最高なんだろうとね。名誉ある大会で、偉大なチャンピオンたちと名を連ねることができて嬉しい」。順位は1つ上がり、8月に更新したキャリアハイの8位に並んだ。また、残り2枠を争う「Nitto ATPファイナルズ」のレースランキングでは現在6位につけている。

3大会連続で決勝進出を果たし、準優勝はこれが今年2度目のルーネは、25位から18位へと順位を伸ばして初のトップ20入り。第1シードで世界王者のカルロス・アルカラス(スペイン)はベスト4。オジェ アリアシムに3度の対戦で一度も勝つことができていないアルカラスは、オジェ アリアシムのInstagramに「君に勝つ方法を見つけるよ」とコメントしリベンジを誓っている。順位は変わらず1位をキープ。同じく準決勝で敗れた第6シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、2ランクアップの20位となった。プロテクトランキングで出場のスタン・ワウリンカ(スイス)は、初戦で第2シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)を、続く2回戦では先月ツアーで初優勝したばかりの21歳ブランドン・ナカシマ(アメリカ)を下しベスト8入り。順位は194位から153位へ上昇した。日本人では、ダニエル太郎(日本/エイブル)が予選2回戦で姿を消し、4ランクダウンの94位に。ダニエルはその後シーズン終了を発表した。

そのほかの日本人では、内田海智(日本/富士薬品)が先週どの大会にも出場しておらず、順位を4つ落として172位に位置している。

◇   ◇   ◇

【10月31日付最新ATPランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1) カルロス・アルカラス(スペイン) 6,730
2. ← (2) ラファエル・ナダル(スペイン) 5,810
3. ↑ (4) ダニール・メドベージェフ(ロシア) 5,655
4. ↓ (3) キャスパー・ルード(ノルウェー) 5,510
5. ← (5) ステファノス・チチパス(ギリシャ) 5,035
6. ← (6) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4,360
7. ← (7) ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 4,320
8. ↑ (9) フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ) 3,725
9. ↓ (8) アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 3,685
10. ↑ (11) フベルト・フルカチュ(ポーランド) 3,220
11. ↓ (10) テイラー・フリッツ(アメリカ) 3,090
12. ← (12) ヤニク・シナー(イタリア) 2,610
13. ← (13) キャメロン・ノリー(イギリス) 2,490
14. ↑ (15) パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン) 2,450
15. ↓ (14) マッテオ・ベレッティーニ(イタリア) 2,375
16. ↑ (19) デニス・シャポバロフ(カナダ) 2,180
17. ↓ (16) マリン・チリッチ(クロアチア) 2,140
18. ↑ (25) オルガ・ルーネ(デンマーク) 1,991
19. ↓ (18) カレン・ハチャノフ(ロシア) 1,945
20. ↑ (22) ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 1,940
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26. ↑ (27) ボルナ・チョリッチ(クロアチア) 1,675

28. ↑ (32) グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 1,460

38. ↓ (37) 西岡良仁(日本/ミキハウス) 1,105

94. ↓ (90) ダニエル太郎(日本/エイブル) 594

100. ↑ (113) ドミニク・ティーム(オーストリア) 561

153. ↑ (194) スタン・ワウリンカ(スイス) 367

172. ↓ (168) 内田海智(日本/富士薬品) 322

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ウィーン」のトロフィーを掲げるメドベージェフ
(Photo by Thomas Kronsteiner/Getty Images)

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