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トラブル続きだったナポリ大会、運営者は来年も実施を希望

「デビスカップ」でのムゼッティ

イタリアテニス連盟の会長によると、ナポリで開催された「ATP250 ナポリ」は、大会期間中にコートに関する問題が相次いだことでATP(男子プロテニス協会)から罰金を科されている。今年初めてツアー大会として開催され、コロナ禍のために中止となった中国での大会の代わりとしてわずか数ヶ月で企画されたこの大会は、選手の宿泊したホテルにも問題があり、移動や運営の面でも苦情が上がっていた。米テニスメディアtennis.comなどが報じている。

イタリアテニス連盟会長のアンジェロ・ビナギ氏は、ATPはこの大会をフィレンツェに移したがっていたと報道陣に語った。フィレンツェでは「ATP250 ナポリ」の前の週に、ナポリと同じく新たに大会が開催されていた。「ATPは大会をナポリから移すよう依頼しましたが、私は断りました。そして今、ATPは我々に罰金を科そうとしています」とビナギ氏は発言した。

しかしビナギ氏は、大会会場の海沿いの立地、そして観客を喜ばせたマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)とロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)というイタリア人選手同士での決勝を称賛し、「観衆がよく集まったこと」は「我々がこれらの大会をイタリアで開催することにしたのは正しかったという証」だと語った。

問題は、大会が開幕するより前に始まっていた。Mapfei社が敷設したハードコートが激しい雨で損傷し、到着した一部の選手たちがプレーするのを拒否したのだ。コートの表面を敷設し直す間、予選は会場から40分かかる別の場所で行われることとなった。本戦初日には試合開始が遅延し、一旦始まってからも、湿度のせいでコートが滑りやすくなったために夜のセッションは中断された。

コートの問題に関して、大会主催者のコシモ・ナポリターノ氏は次のように語り、一切の批判を受け付けない姿勢を示した。「自分を責めるべき点は何もない。論争をしている人たちに対しては、我々は飛び抜けて信頼できると証明したと答えよう。誰か、世界中のどの大会でもいい。我々が実際にしたように、記録的な短時間でコートを一から敷設できるだろうか」

「我々は一心不乱に働き、即座に解決策を見つけた。おかげで、ここナポリで大会を開催することができた。ATPは大会を別の場所で開催することもできた」

この大会ではさらに、ダブルス選手が自分と家族の荷物がホテルの部屋から出されて部屋の前に置き去りにされていたとソーシャルメディアに投稿していた。彼はホテルを変更しなければならなくなり、コートに行くのに苦労したともコメントした。

大会主催者のリカルド・ビラリ氏は、ATPに連絡して謝罪したことを明かしたが、大会全体は「前向き」なものであり、観客には払い戻しが提案されたと話した。ビラリ氏は、コートの設営には別の会社を使いたかったし、選手ホテルは一ヶ所にしたかったと言いつつも、差し迫った日程のせいでさらなる課題に見舞われたとも述べた。「我々は再びATP大会を開催する候補となるだろう。それを妨げられることがなければだが」とビラリ氏は語った。

この大会では20歳のムゼッティが優勝し、キャリア2つ目のタイトルを手にしている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「デビスカップ」でのムゼッティ
(Photo by Giampiero Sposito/Getty Images)

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