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コスチュク、故郷ウクライナについて「毎晩、核攻撃があるんじゃないかと恐れている」

「WTA1000 グアダラハラ」でのコスチュク

ウクライナ人テニス選手のマルタ・コスチュク(ウクライナ)は、ベッドに横になって次の一日がどんな日になるのかを考えることについて、そして自身と自国の未来の不透明さについて、痛ましい心境を吐露した。オンラインメディアのSportskeedaが報じている。

世界ランキング65位のコスチュクは、先週「WTA1000 グアダラハラ」2回戦で、マリア・サカーリ(ギリシャ)に4-6、4-6のストレートで敗れた。2022年シーズンが終わるにあたって、コスチュクは祖国が核攻撃の標的となることについて毎晩心配していると明かした。20歳のコスチュクは、最近行われたインタビューの中で、自国が侵攻される前は卓越した選手になることだけがストレスであったと話した。しかしながら、ウクライナが侵攻された後は、他の全てのウクライナ人選手同様、余計にストレスにさらされていると言う。 

「実のところ、この問題のせいで常に不利な状況にあるように感じるの。毎ゲームの最初から。ここ数日はすごく神経質になっていたわ。メキシコで目覚めると、ウクライナでは一日がほとんど終わっていて、多くのことが起こった後なの。毎日、ベッドに入る直前に同じことを考える。“今夜、核攻撃が行われるかしら?次に目を覚ました時には何が起きているかしら?”って」

前に、コスチュクはウクライナへの攻撃が始まってから全てが変わったと話していた。コスチュクは、戦争によって自身のプロテニス選手としてのキャリアが終わってしまわないよう願っていると語った。さらに、最近行われたウクライナの首都への攻撃についてもコメント。

「こういう状況では何も予想することはできない。先週の月曜日にキーウの中心部が攻撃された。私が出国してからたった2日後で、その時に私が滞在していたまさにその地域が。そう、これは戦争よ。でも、この戦争は私の国の南東部で行われている。あの攻撃は民間人だけを標的にしたものだった。全く筋が通らない」

コスチュクは、ロシアやベラルーシの選手がそばでプレーしていたため、大会中は苦労したと認めた。コスチュクは「WTA1000 グアダラハラ」で集中を保ち、ベラルーシ人選手のアリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)と対戦するのは困難だったと漏らした。コスチュクはサスノビッチとの試合では終盤でギアを上げ、最後の3ゲームを連取して6-1、6-3で勝利。しかしながら、2回戦ではサカーリにストレートで敗れた。

「当然、この全てに加えて自分自身の問題もあるわ、他の誰もと同じように。例えばこの間のサスノビッチとの試合では、できるだけ集中するように努力した。色々なことを考えて、彼女がベラルーシの選手だという事実をあまり考えないようにした。その点ではいつも責任を感じるの。祖国のために、できるだけ多くのゲームを勝ち取りたい」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA1000 グアダラハラ」でのコスチュク
(Photo by Robert Prange/Getty Images)

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