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バーゼル大会でルードにストレート勝ちのワウリンカ「このためにプレーしている」

「ATP1000 ローマ」でのワウリンカ

この度、3年ぶりに開催されている「ATP500 バーゼル」(スイス・バーゼル/10月24日~10月30日/室内ハードコート)。同大会にスイスの英雄ロジャー・フェデラー(スイス)は参加していないものの、同国の誇るもう一人の選手、元世界ランキング3位のスタン・ワウリンカ(スイス)が見事な試合を見せた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが伝えている。

9月下旬にロンドンで行われた「レーバー・カップ」をもって現役を引退した元世界王者のフェデラーは、故郷バーゼルの大会で行われる特別セレモニーに出席するはずだった。しかし、本人の心の準備がまだできていないということで延期されることに。

フェデラー不在の中、同大会に出場した3人のスイス人選手の一人であるワウリンカは、第2シードで世界3位のキャスパー・ルード(ノルウェー)と1回戦で対戦した。グランドスラム準優勝2回のルードとグランドスラム優勝3回のワウリンカが顔を合わせたのは今回が初めてだったが、ワウリンカはルードに6-4、6-4で勝利。ルードは第1セットの最初3つのサービスゲームをすべてラブゲームでキープしていたが、第7ゲームでワウリンカは最初に掴んだチャンスをモノにして4-3とリードした上、直後に3度あったブレークバックのピンチをしのぐ。ワウリンカは第2セットでも第9ゲームで訪れた唯一のブレークポイントを逃さず、ストレート勝ちを収めている。

この試合でのワウリンカは28本のウィナーを決め、さらにはファーストサーブでのポイント取得率が93%に上るなど、非常にレベルの高いテニスを披露。それによって、アンフォーストエラーがわずか4回のルードを打ち破った。

バーゼル大会出場は15回目となる37歳のワウリンカは、目に涙を浮かべながら「怪我にもめげず頑張ってきた。みんなの前でまた戦いたかったから」と述べるとともに、7度目の初戦突破を以下のように喜んでいる。

「とても特別だよ。ここバーゼルに戻ってきてスイスのファンにまた会えたことで、感情がこみ上げた。ここでプレーできるのはいつだって素晴らしいことだけど、それと同時に難しくもある。このコートに足を踏み入れると毎回緊張してしまうからね。僕はいつだって自分にできる最高のプレーを見せたいんだ。コートに慣れるのに少し時間がかかったけど、高いレベルのテニスができたから満足しているよ。このために今でもプレーしているんだ」

ここ2年ほど、怪我と手術に悩まされてきたワウリンカはそれによる苦労を口にしつつ、「スイスで今夜このようなプレーができたことは本当に特別なんだ。この調子を保っていきたいね」と続けた。

ワウリンカはこの勝利により、トップ10選手からの60勝目を手にした。オープン化以降でこの数字に到達した現役選手としては、234勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、185勝のラファエル・ナダル(スペイン)、105勝のアンディ・マレー(イギリス)に続いて4人目。通算では16人目となる。

ワウリンカは2回戦で世界44位のブランドン・ナカシマ(アメリカ)と対戦する。ほかには第1シードのカルロス・アルカラス(スペイン)、第5シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、第6シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、元世界王者のマレー、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するドミニク・ストリッカー(スイス)らが2回戦へ駒を進めている。日本人では世界90位のダニエル太郎(日本/エイブル)が予選に出場したものの、2回戦で世界75位のラスロ・ジェレ(セルビア)に敗れて本戦出場を逃した。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」でのワウリンカ
(Photo by Paolo Bruno/Getty Images)

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