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29歳選手、ステロイド所持・使用で3年間の活動禁止処分に

2019年「全豪オープン」でのもの

29歳のLuis Patino(メキシコ)が禁止物質に指定されているステロイドを所持・使用したとして3年間の活動禁止処分を科された。米テニスメディア Tennis World USAなど複数のメディアが報じている。

世界ランキング567位がシングルスの自己最高となるPatinoは、世界アンチドーピング機構(WADA)が禁止物質に指定しているクレンブテロールとスタノゾロールの所持、使用および使用未遂によって3年間の活動禁止処分を言い渡された。これらの薬物は呼吸障害や骨粗しょう症などの治療薬として用いられる一方で筋肉を増強させる効果があるため、ドーピングの禁止物質に指定されている。今回の違反は大会での尿検査によって発見されたのではなく、インターナショナル・テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)が実施した所持品の調査によって明らかになった。

テニス・アンチ・ドーピング・プログラム(TADP)の規則では、禁止物質を所持していたり、使用を試みたりすることも禁止されており、実際に使用していなくても処分の対象となる。また、治療を目的に使用していることを証明できる場合を除き、選手は競技に参加していない時でも禁止物質を所持することが禁止されている。Patinoに関しては、一連の調査の過程でクレンブテロールとスタノゾロールを所持している証拠が発見され、今年の9月18日に本人がこれらの使用および使用未遂を認めている。

TADP は特定のドーピング違反について、選手が早期に認めた場合には制裁措置を1年間短縮することを認めており、Patinoの活動禁止処分は4年から3年に減らされた。処分開始は暫定的に活動停止となっていた2022年7月15日にまで遡るため、Patinoは2025年7月15日から競技に復帰することができる。

アンチドーピング部門を担当するITIAのシニアディレクターはこう述べている。

「アンチドーピングに対する制裁は必ずしも検査による陽性反応を伴うわけではありません。今回の件は、テニス界の節操を保つためにITIAが取り組んでいる統合的なアプローチが功を奏したと言えるでしょう。このように科学的な分析を必要としない手段で結果を出すことができたのは、我々の情報・調査チームの功績であり、道を踏み外しそうになっているテニスに関わるすべての人に対して、ドーピング違反は何年経っても影響があるという明確なメッセージを発することができました」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2019年「全豪オープン」でのもの
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)

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