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ナダルの持つ今後も破られそうにない5つの記録とは?

2020年「全仏オープン」のトロフィーを抱えるナダル

ラファエル・ナダル(スペイン)は、テニスにおける記録を何度か塗り替えてもなお、歩幅を緩めることを拒んでいるようだ。ナダルが達成した偉業の中には、今後長年にわたって更新されないまま残りそうなものもある。2005年に極めて才能ある10代選手として有名になって以来、ナダルは衰えることなく持続する新たな記録を打ち立てることを常としてきた。

こうした驚くべき数字の数々は、ナダルがテニスに与えた影響がどのようなものかを伝えており、その痕跡は今後も長きにわたって残り続けるに違いない。ナダルが打ち立てた記録のうち、破るのが難しそうな5つを、スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

第5位:一つのサーフェスでのオープン化以降最多連勝記録
これは、2005年「ATP1000 モンテカルロ」の1回戦で当時18歳であったナダルがガエル・モンフィス(フランス)を下した時に始まった。ナダルが絶対的な力で勝利を重ね続ける中、「ATP500 バルセロナ」では2003年の「全仏オープン」王者であり同胞のフアン カルロス・フェレロ(スペイン)を破った。「全仏オープン」準決勝でのロジャー・フェデラー(スイス)からの勝利により、グランドスラムでの栄光を射程圏内におさめたナダルは、決勝でマリアノ・プエルタ(アルゼンチン)を破ってこの望みを叶えた。この後も「ATP250 ボースタッド」で優勝した後に「ATP250 シュトゥットガルト」も制するなど、ナダルは成功を重ねた。

スペインチームの一員として参加した「デビスカップ」でも勝利を続け、彼のクレーでの驚異の連勝劇は2006年にモンテカルロとバルセロナで再びタイトルを獲得した後、「ATP1000 ローマ」でも続いた。フェデラーとのライバル関係は加速しており、2006年「全仏オープン」決勝で勝利を飾ったのはナダルであった。

翌2007年の「ATP1000 モンテカルロ」と「ATP500 バルセロナ」でタイトル獲得のハットトリックを決めた後、ナダルは「ATP1000 ローマ」でニコライ・ダビデンコ(ロシア)との7-6(3)、6-7(8)、6-4の接戦をかいくぐり、同大会でも3年連続のタイトルを獲得。この夢のような連勝は、最終的に2007年の「ATP1000 ハンブルク」の決勝でついにフェデラーがナダルを上回ったことで終わりを迎えた。記録として、ナダルは2005年から2007年の間に、クレーコートでの81試合で連続勝利を果たした。

第4位:1セットも落とさず4つのグランドスラムタイトルを獲得(2008年、2010年、2017年、2020年の「全仏オープン」)
「全仏オープン」でのナダルの絶対的な支配は、彼が4度にわたって1セットも落とさずにこの大会のタイトルを獲得したという事実を思えばひときわ明白だ。この驚くべき偉業には、2008年大会の準決勝と決勝でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)とフェデラーからのストレート勝利も含まれている。

2017年大会の後半での呆れるほどのスコアは、ナダルによる明らかに一方的な試合内容を強調するものであった。ナダルはドミニク・ティーム(オーストリア)との試合の最後のセットでベーグルをお見舞いし、6-3、6-4、6-0で勝利。さらにスタン・ワウリンカ(スイス)も長く嵐をしのぐことはできず、6-2、6-3、6-1でナダルに屈した。さらに衝撃的であったのは、史上最高の選手の一人と考えられている相手に第1セットでベーグルを見舞った様であった。2020年大会の決勝で6-0、6-2、7-5というスコアでナダルがジョコビッチを下した時、観衆は信じられない気持ちでそれを見ていた。

若いエマ・ラドゥカヌ(イギリス)が2021年の「全米オープン」で1セットも落とさずに優勝し不可能を実現したのも事実であるが、12年間でこれを4度成し遂げるというのは、少なくとも当面は脅威にさらされることのない記録であろう。

第3位:最年少でのキャリアグランドスラム達成
2006年と2007年の「ウィンブルドン」決勝でフェデラーに敗れていたナダルは、2008年の同大会の頂上決戦では長時間に及んだ熱戦の末にフェデラーを打ち破った。そして2009年の「全豪オープン」決勝でも、その偉業を再現してみせた。2010年の「全米オープン」決勝でジョコビッチを4セットで下したことで、当時24歳と101日であったナダルは、最年少でキャリアグランドスラムを達成した男子選手となった。

第2位:「全仏オープン」で14度決勝に進出して14度優勝
ジョコビッチは「全豪オープン」のタイトルを9度獲得しており、フェデラーは「ウィンブルドン」を8度制している。しかし、一つのグランドスラムでの最多タイトル獲得記録は、「全仏オープン」で驚きの14度の優勝を成し遂げたナダルが保持している。

ナダルが「全仏オープン」を初めて制したのは2005年で、続く2006年から2008年の3年間は毎年決勝でフェデラーを下し、4年連続優勝を果たした。2009年は逃したものの、2010年から2014年まで5年連続で頂点を極め、さらに2017年から2020年までの4年連続制覇も達成。今年の大会では足の怪我さえもナダルがパリで14個目のタイトルを掴み取るのを止めることはできず、塗り替えることはおろか挑戦することすら現実的でない記録が打ち立てられた。

第1位:20歳になるまでに16個のタイトルを獲得
ナダルは2005年、18歳の時にモンテカルロ大会の決勝でギジェルモ・コリア(アルゼンチン)を破り、初めてマスターズ1000大会のタイトルを獲得。「ATP1000 マドリード」ではイバン・ルビチッチ(クロアチア)を下してタイトルを手にし、世界ランキング2位でこの年を終えた。2006年の「ATP1000 ローマ」では、当時グランドスラムで7度の優勝を果たしていたフェデラーに粘り勝ちし、この大会のタイトルを我が物とした。

全て合わせると、ナダルは20歳になるまでに16個のタイトルを獲得しており、これには「全仏オープン」で獲得したグランドスラムでのタイトル1つと、6つのマスターズ1000大会のタイトルが含まれている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全仏オープン」のトロフィーを抱えるナダル
(Photo by Julian Finney/Getty Images)

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