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ソダーリングがパニック症状の詳細を明かす「妻はよく耐えられたものだ」

2021年「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でのソダーリング

「全仏オープン」で初めてラファエル・ナダル(スペイン)を倒した選手として知られるロビン・ソダーリング(スウェーデン)。そのソダーリングが、4年間のツアーからの離脱の後に引退するに至った経緯を初めて語った。スポーツウェブメディアSportskeedaが報じている。

ソダーリングは2009年と2010年に2年連続で「全仏オープン」の決勝に進出したが、2011年7月に「ATP250 ボースタッド」決勝でダビド・フェレール(スペイン)に勝利した後は、公式戦に戻ることはなかった。ソダーリングは先日発売された自伝の中で、当時彼の人生に起こっていたことを明かした。

38歳のソダーリングは、彼の人生とキャリアにおけるその困難な時期に、妻はよく耐えられたものだという。

「今日に至るまで、妻のジェニーがどうやって僕に我慢が出来たのかわからない。一番はテニス、その次に自分を置くエゴモンスター。心の病だったとはいえ、完全に自分のことしか頭になかったことを恥じている。もしこの物語にヒーローがいるとしたら、それはジェニーだ」

ボースタッドで優勝したソダーリングは、ファンの喝采を浴びた後に車を運転して自宅に帰る途中でパニック発作に襲われた。元世界ランキング4位のソダーリングは、その後も何度も襲われた呼吸を苦しくさせ絶望的な気持ちにさせるパニック発作について、詳細に綴っている。

「両横から手で目をふさがれるように、視界の両脇が暗くなる。呼吸が苦しくなり何度も空気を飲み込もうとするけれど、喉元にさえ届かない。心臓は野獣のように暴れまわって胸から飛び出しそうだ。死ぬ時にはこんなふうに感じるのだろう。緊張した身体は自分から離れていく」

ソダーリングは精神科を訪れたが、検査では何も異常が見つからず、自分が経験していることを信じてくれと医者に頼み込まなければならなかった。

「何もかもがおかしくなっていた、身体の中に乾燥機でも入っているようだった。それとも昔風のピーピーなるやかんか、水を入れ過ぎて破裂しそうに膨らんでいる風船か」

2011年の「ATP250 ボースタッド」以降は大会に出場することはなかったソダーリングは、2015年に現役を引退した。

ソダーリングは2009年の「全仏オープン」4回戦で、2005年の大会デビュー以来その場所で無敗を誇っていたナダルを倒して世界を驚かせた。ソダーリングはその年に決勝まで勝ち進み、ロジャー・フェデラー(スイス)に敗退。翌2010年も決勝に進出したが、ナダルにリベンジを果たされた。

キャリア通算10度の優勝を遂げたソダーリングは、今もテニスと関わっている。2014年と2015年には「ATP250 ストックホルム」のディレクターを務めた。スウェーデン期待の若手エリアス・イーメル(スウェーデン)をコーチとして指導したり、2021年には「デビスカップ」スウェーデンチームのキャプテンに就任している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」でのソダーリング
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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