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テニスの殿堂入り候補者、前回落選した6人に新たに3人が加わる

2003年「全仏オープン」の優勝トロフィーにキスをするフェレロ

14日、2023年度の国際テニス殿堂入りを懸けたノミネートが発表された。米スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じている。

「選手部門」の殿堂入り候補は、昨年までの6人と今回新たに名前が挙がった1人の合計7人。6人は、2022年度に続いてのノミネートとなるカルロス・モヤ(スペイン)、アナ・イバノビッチ(セルビア)、フラビア・ペンネッタ(イタリア)、カーラ・ブラック(ジンバブエ)の4人と、これで3年連続となるフアン カルロス・フェレロ(スペイン)とリサ・レイモンド(アメリカ)の2人だ。そして新たに加わったのはダニエル・ネスター(カナダ)。

ネスターはダブルスの名手として知られ、生涯ゴールデンスラムを達成した男子ダブルスではグランドスラム優勝8回、混合ダブルス優勝4回。2000年の「シドニーオリンピック」決勝ではセバスチャン・ラロー(カナダ)と組んでトッド・ウッドブリッジとマーク・ウッドフォードのオーストラリアペアを破り、金メダルを手にしている。

モヤは1998年の「全仏オープン」、フェレロは2003年の「全仏オープン」、イバノビッチは2008年の「全仏オープン」でそれぞれ優勝し、さらに3人とも世界ランキング1位に到達。残りの3人、ペンネッタは2015年の「全米オープン」を制覇、ブラックとレイモンドはそれぞれ女子ダブルスと混合ダブルスで合わせて10、11のグランドスラム優勝を達成、そしてこちらの3人はいずれもダブルスで世界1位に登り詰めた。

殿堂入りの決定プロセスは、まずファンによる投票が行われ、投票数の多かった上位3人はその順位に応じてボーナスポイントが加算される仕組み。その後、殿堂メンバーや記者、歴史家などで構成されたグループによる投票が行われ、ファン投票でのボーナスポイントと合わせて75%以上の賛成票を集めた候補者が晴れて殿堂入りを果たすことができる。だが、2022年度は候補者の誰も2回の投票を経て75%以上の賛成票を獲得することができず、「選手部門」の殿堂入りはなしという、1955年に国際テニスの殿堂が始まって以来、初の事態が起きていた。

また今回は、「車いす部門」でエステル・フェルヘール(オランダ)とリック・ドレイニー(アメリカ)が新たに選出された。フェルヘールはグランドスラムやマスターズ大会、パラリンピックのタイトルを総なめにし、1999年から2013年にかけて通算668週にわたり世界1位に輝くなど、多くの記録を打ち立てた。ドラニーはクアードの先駆者的存在で、シングルスとダブルスで多くのタイトルを獲得し、ITFの年末ランキングで3度、世界1位となった。彼はまた、アメリカテニス協会(USTA)で長年役員を務め、車いすテニス発展のために尽力している。

まずは10月20日から30日にかけてファン投票が行われ、来年の初めに受賞者が発表される予定だ。今回こそは75%以上の票を獲得するレジェンドが現れるのだろうか。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2003年「全仏オープン」の優勝トロフィーにキスをするフェレロ
(Photo by Pool DUFOUR/LE FLOCH/TRAVERS/Gamma-Rapho via Getty Images)

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