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ジャバーがアフリカの新しいトレーニングセンターをサポート

2021年「WTA1000 インディアンウェルズ」でのジャバー

世界ランキング2位のオンス・ジャバー(チュニジア)が母国の都市スースに新設されるトレーニングセンターについて語った。ITF(国際テニス連盟)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

27歳のジャバーは7月の「ウィンブルドン」で決勝進出を果たした際、オープン化以降にグランドスラムの決勝へ進出した最初のアフリカ系・アラブ系女子選手という偉業を成し遂げ、9月には「全米オープン」でも決勝に勝ち進んだ。世界2位というランキングは男女を問わず、アフリカ出身の選手としては史上最高位となる。

そんなジャバーの母国に、ITFが支援する地域開発活動の一環として新しいトレーニングセンターがオープンすることに。このセンターは最先端の設備を備え、13歳から18歳までの才能ある若者にテニスのトレーニングと学校教育を同時にフルタイムで提供する。チュニジアだけでなく、アフリカ大陸全体からより多くの選手が最高のレベルに到達できるようにサポートすることを長期的な目標としている。これまでモロッコにあったアフリカ地域のトレーニングセンターは昨年に閉設されており、今回の新しいトレーニングセンターは2023年1月のオープンと同時に16人の若手選手を迎え入れる予定となっている。

ITFとチュニジアのテニス連盟が開設を発表した場に立ち会っていたジャバーは、アフリカ大陸で次世代の選手たちが育っていくことへの思いを語った。

「選手にとって練習プログラムと拠点があるのはいつだって大事なことだわ。若い時は手厚いサポートが必要だから、次の世代がここのプログラムに参加する機会を与えられたり指導者に成長を見守ってもらえたりすることはとても重要ね。こういう機会に恵まれない選手もいるから、しっかりとしたプログラムやトレーニングの拠点を持ちながら、練習と学業との両立ができる選手は本当にラッキー。彼らはこのセンターでトレーニングをするために選ばれた幸運な人たちだから、このチャンスを生かし、成長するための素晴らしい機会だと考えてできる限り多くを学び、ベストを尽くしてほしい」

「このようなセンターはアフリカにとって素晴らしいもので、アフリカのテニス界に明るい未来があると信じているわ。私の夢は、もっともっと多くのアフリカ人プレーヤーを見ること。私はそのお手本となり、将来に向けてとても高いハードルを設定したいと思っている。最も重要なことは、自分にはできると信じること。アフリカでの努力とITFやこのようなセンターからのサポートによって、大きな影響をもたらすことができると思っているわ」

ジャバーの活躍によってチュニジアはWTA大会の誘致に成功し、モロッコでの「WTA250 ラバト」に続いて今季アフリカ大陸で開催される二つ目の大会として「WTA250 モナスティル」(チュニジア・モナスティル/10月3日~10月9日/ハードコート)が今年初めて開かれた。第1シードとしてモナスティル大会に出場したジャバーは、地元の熱烈な声援に後押しされながら1回戦で当時世界63位のアン・リー(アメリカ)にストレート勝利を収めた。リーを下したことによりアフリカで行われたツアー大会での初勝利を手にしたジャバーは、オンコートインタビューで「ここモナスティルで勝利を挙げられてすごく嬉しい。最高の観客だったわ。至るところにチュニジアの国旗があった。みんな来てくれてありがとう!」とコメント。ジャバーは2回戦もストレートで勝ったものの、準々決勝で世界73位のクレア・リュー(アメリカ)に敗れている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「WTA1000 インディアンウェルズ」でのジャバー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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