ニュース News

母となった元ジュニア女王タウンゼント、全米ダブルス準優勝にさらなる活躍を誓う

「全米オープン」でのタウンゼント(右)とマクナリー(左)

元ジュニア世界ランキング1位のテイラー・タウンゼント(アメリカ)は、今年の「全米オープン」で自身初のグランドスラムダブルス決勝進出を果たした。16歳だったタウンゼントと全米テニス協会(USTA)との間で、「全米オープン」出場を巡ってある騒動が起こってから10年が経っていた。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

キャサリン・マクナリー(アメリカ)とペアを組んだタウンゼントは、女子ダブルス決勝で第3シードのカテリーナ・シニアコバ(チェコ)/バーボラ・クレイチコバ(チェコ)ペアと対戦。結果は準優勝となったが、タウンゼントは今後のキャリアへの自信をのぞかせながら、これまでの道のりを振り返った。1年半前に息子エイディン オーブリーくんを産んだばかりのタウンゼントは、2023年シーズンへの意気込みと、多くの成功を掴みたいという野心を語った。

「これまで素晴らしい旅路だった。今回は残念だったけれど、これが最後の機会じゃない。それには自信を持っているわ」とタウンゼントは試合後にコートで行われたインタビューで語った。

「努力を重ねて、自分の力でのし上がってきた。それを皆わかってくれると思う。これからもこの悔しさを思い出して苦しむことになるけれど、それがもっと努力するモチベーションになる。だから2023年は見ていてね!」

10年前の2012年、タウンゼントは「全米オープン」に出場するための資金提供をUSTAから拒否され、さらにUSTAのコーチ陣の一部から痩せるまで競技を止めるよう伝えられた。この1件が報道されると、大論争を巻き起こした。

タウンゼントは全米ジュニア選手権にも出場することができなかった。もし出場していたら「全米オープン」出場のチャンスが広がったにも関わらずだ。さらに、「全米オープン」本戦や予選のワイルドカード(主催者推薦枠)への申請も却下された。

当時USTAの選手育成部長だったパトリック・マッケンロー(アメリカ)は、USTAの意図は単純に選手とアメリカテニス界の最大の利益を追求することだと語った。さらに「全米オープン」出場に関わる経費についてタウンゼント側と誤解があったと述べ、USTAは後日タウンゼントに補償している。

その年、本戦には出場できなかったタウンゼントだが、ジュニアの部には出場し、シングルスで準々決勝進出、ダブルスで優勝を飾った。

そして10年後、ダブルスでグランドスラムの決勝進出というプロ選手としてキャリア最大の躍進を遂げたタウンゼント。シングルスでは1回戦でシニアコバに敗れたが、現在はシングルスで世界ランキング193位、ダブルスでは32位につけている。

試合後の記者会見でタウンゼントはコート上のインタビューでのコメントについてさらに説明を加え、これまでかなりの努力を続けてきたこと、そして「全米オープン」決勝進出によって今後多くの成功を手にする自信がついたと語った。

「私は自分の力で道を切り開いてきた。何も与えてはもらえなかった。ここに来るまで、このレベルでプレーできるようになるまで懸命に努力した。これまでのキャリアで、これほど確信を持ってこれを言えたことはなかった。誰とでも戦えるという自信がついたの」

また、母としてグランドスラムの決勝に進出できたことの喜び、そしてモチベーションに溢れている現状についても語った。

「素晴らしいことだわ、息子がここに一緒に来られたのも、自分自身に挑戦できたことも、グランドスラムに出場しつつ、母としての生活もなんとか調整できたことも。挑戦だったし、責任を負うのは不安でもあったけれど、最高の経験で、楽しく過ごしているわ」

「正直に言って、すごくモチベーションが高いの。私には何でもできると自分に示すことができた。時に不可能に感じるようなことでさえできるような気がする。今私がいるのはそんな感じの場所よ」

タウンゼントとマクナリーのペアはノーシードで出場し、決勝までに3組のシード選手たちを退けた。中でも最大の勝利は、第6シードのデミ・シヒュース(オランダ)/デズレイ・クラブチェク(アメリカ)ペアにストレート勝ちした準々決勝だった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのタウンゼント(右)とマクナリー(左)
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 母となった元ジュニア女王タウンゼント、全米ダブルス準優勝にさらなる活躍を誓う