• 【実際の写真】錦織と「楽天ジャパンオープン」のイベントに登場した国枝

世界ランキング291位の野口はセンターコートである有明コロシアムの第4試合に登場。相手は第7シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）だ。23歳の野口は今大会でATPツアー本戦デビューを果たすと、1回戦では世界297位のランクマール・ラマナタン（インド）に6-4、3-6、7-6(1)で競り勝ち、嬉しいツアー初勝利を手にした。対するシャポバロフは先週の「ATP250 ソウル」で準優勝と調子が良く、「楽天ジャパンオープン」の初戦では世界112位のスティーブ・ジョンソン（アメリカ）にストレート勝ち。野口とシャポバロフはこれが初対戦で、試合は午後6時以降に行われる予定だ。

続く第5試合では、世界253位の守屋が第3シードのテイラー・フリッツ（アメリカ）と対戦。31歳の守屋は1回戦で、予選勝者で世界274位の清水悠太（日本／三菱電機）との日本人対決に6-1、6-3で快勝。今季ツアー本戦での初勝利となった。対するフリッツは今季、マスターズ1000大会を含む2冠を達成。「楽天ジャパンオープン」の1回戦では世界109位のジェームズ・ダックワース（オーストラリア）を6-2、6-7(2)、6-1で下した。二人は今回が初顔合わせ。

午前11時からセンターコートで開始予定の第1試合では、第4シードのフランシス・ティアフォー（アメリカ）と世界80位のベルナベ・サパタ ミラージェス（スペイン）が準々決勝進出をかけて争う。ティアフォーは今年の「全米オープン」で初のベスト4入り。続く「レーバー・カップ」でもチーム・ワールド（世界選抜）を悲願の初優勝に導く活躍を見せた今注目の選手だ。そんな好調ティアフォーを迎えるサパタ ミラージェスは、今季ツアーレベルでは8勝13敗だが、チャレンジャー大会では8月に1度優勝をしている。「楽天ジャパンオープン」では、1回戦で世界95位のダニエル太郎（日本／エイブル）に7-5、7-5で勝利している。

そのほかセンターコートでは、第8シードのダニエル・エバンズ（イギリス）が世界41位の西岡良仁（日本／ミキハウス）に逆転で勝利した世界33位のミオミル・キツマノビッチ（セルビア）と対戦。第5シードのニック・キリオス（オーストラリア）は、世界121位のカミル・マイクシャク（ポーランド）を迎え撃つ。

ダブルスでは、西岡／内田海智（日本／富士薬品）ペアをわずか47分で破った第1シードのキリオス／タナシ・コキナキス（オーストラリア）ペアや、第2シードのマシュー・エブデン（オーストラリア）／マックス・パーセル（オーストラリア）ペア、第3シードのラファエル・マトス（ブラジル）／ダビド・ベガ エルナンデス（スペイン）ペアなどがベスト4入りを目指して戦う。

そして大会4日目からは、車いすの部もシングルス・ダブルスともにスタート。ディフェンディングチャンピオンで第1シードの国枝慎吾（日本／ユニクロ）は、1回戦で世界74位の19歳、城智哉（日本／BREAKTHROUGH）と対戦する。今年生涯ゴールデンスラムを達成した車いすテニス界のレジェンド国枝が、日本のファンの前でどのようなプレーを繰り広げるのか注目だ。そのほか、第2シード16歳、小田凱人（日本／東海理化）は、世界15位の34歳、荒井大輔（日本／BNPパリバ）との初戦を迎える。

（WOWOWテニスワールド編集部）

※写真は「楽天ジャパンオープン」での野口
(Photo by WOWOWテニスワールド)