3日に開幕した「楽天ジャパンオープン」(日本・東京/10月3日~10月9日/ハードコート)。2日目には、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の内田海智(日本/富士薬品)や、第1シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)、第5シードのニック・キリオス(オーストラリア)らがシングルス初戦に挑む。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトなどが報じている。
有明テニスの森公園コートで11時開始予定の第1試合では、世界ランキング155位の内田が世界78位のマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)との初戦に臨む。二人はこれが初対戦だ。第2試合では第8シードのダニエル・エバンズ(イギリス)が世界86位のラドゥ・アルボット(モルドバ)と対戦。過去の対戦成績はエバンズの3勝1敗である。
続く第3試合では、予選を勝ち上がった世界291位の野口莉央(日本/明治安田生命)が、同じく予選勝者の世界297位ランクマール・ラマナタンと初対戦。23歳の野口はこれがATPツアー本戦デビューだが、8月末から行われたUchiyama Cupで2週連続優勝を果たし、続く柏での大会4試合、本大会予選2試合と、現在16連勝中だ。
第4試合では予選勝者の世界353位、島袋将(日本/有沢製作所)が、世界121位のカミル・マイクシャク(ポーランド)と初対戦する。25歳の島袋もこれがATPツアー大会本戦デビューとなる。
センターコートである有明コロシアムの第1試合では、第6シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が、世界120位のクォン・スンウ(韓国)と初戦を戦う。過去に一度だけ対戦した昨年の「ATP500 イーストボーン」準決勝ではデミノーがストレートで勝利している。第2試合では第9シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)が世界91位のタナシ・コキナキス(オーストラリア)の挑戦を受ける。
第3試合では第1シードのルードが、世界58位のジャウメ・ムナール(スペイン)との初戦に臨む。二人はATPツアー大会、チャレンジャー大会を合わせて過去3度対戦しているが、まだルードが負けたことはない。先週ソウル大会の準々決勝で西岡良仁(日本/ミキハウス)に敗れ、わずか3週間で世界2位から3位に陥落してしまったルードとしては、何としてもこの大会で結果を出したいところだろう。
午後6時以降に開始予定の第4試合には、第5シードのキリオスが登場。世界87位のツェン・チュンシン(台湾)との初対戦に臨む。ツェンは21歳にして現在台湾のトップ選手で、若手の最終戦「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」の出場権を争うレースでも8位につけている注目の若手だ。
続く第5試合では、予選勝者の世界274位、清水悠太(日本/三菱電機)が、ラッキールーザーの世界253位、31歳の守屋宏紀(日本/安藤証券)と2回戦進出をかけて戦う。23歳の清水も、これがATPツアー大会本戦初出場となる。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は「ATP250 ロスカボス」での内田
(Photo by Manuel Velasquez/Getty Images)