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フェデラーは指導者になるべき?ジョコビッチ、マレーの見解は

2020年「全豪オープン」会場でのフェデラー

先日の「レーバー・カップ」をもって引退した41歳のロジャー・フェデラー(スイス)が第2のキャリアで指導者になる可能性について、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)とアンディ・マレー(イギリス)がそれぞれの見解を述べている。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じた。

現地23日に大勢の観客や仲間たち、最愛の家族に見守られながら最後の試合を終えたばかりのフェデラーだが、24年にわたる現役生活を終えた彼がこれから何をするかが早くも話題となっている。フェデラーは多忙な現役時代から代理人のトニー・ゴッドシックとエージェント会社のTeam8を設立して「レーバー・カップ」を立ち上げたり、自身の財団を通じてスイスとアフリカ南部の子どもたちの生活支援に当たったり、シューズブランドの「On」に投資したりと、テニス競技以外の分野でも積極的に活動してきた。これらは継続していくものと思われるが、引退表明のメッセージの中でこれからもテニスに関わっていく意思を示していたフェデラーが、どのような形でそれを実現していくかが注目される。

そんな中、一つの選択肢として挙がっているのがコーチになることだ。トニー・ローチ(オーストラリア)、イワン・レンドル(アメリカ)、ボリス・ベッカー(ドイツ)といったレジェンドたちが引退後にトップ選手のコーチを務めているように、ごく自然な道と言える。フェデラーがコーチになった場合について、対戦相手として彼のことをよく知るジョコビッチとマレーは異なる見解を示した。

ジョコビッチはこう述べている。「彼がその気になれば、誰にとっても有益で価値のあることを教えられるはずさ。男女問わず、その選手が強くなるためにポジティブな影響をもたらすことができると思う。彼には生まれ持った才能があると思っている人がたくさんいるみたいだけど、簡単そうに見えるようになるまで自分のテニスを磨くことにどれだけ多くの時間を費やしてきたかを彼はいつも話していた。僕はそういうところを尊敬している。簡単なようで実はとても難しいショットを決めるために、彼がどれだけ努力していたかを知っているんだ」

一方のマレーは、フェデラーが彼自身ほどには才能のない人たちを指導することは難しいと考えているようだ。

「もし彼がコーチをすることがあれば、きっと大きな大会で活躍できるような選手を選ぶんじゃないかな。彼ほど才能のある人は、誰もが彼のようなことができるわけではないということを忘れがちだ。彼にはどんなプレーもこなせる能力があって、たくさんの選択肢を持っていたけど、それはコーチとしては反って弊害になるかもしれない。それでも彼はコートサイドでも活躍できるだろうし、テニスの試合もたくさん見ていて、何よりテニスが大好きだ」

フェデラー自身はコーチに転身することについては触れていないが、ATP(男子プロテニス協会)の選手協議会メンバーだった経験から、テニスの政治的な部分には関わりたくないと明言しており、「正式な役職でなければいつでも協力する」と述べている。

なお、女子テニス界のレジェンド、クリス・エバート(アメリカ)は先日の「レーバー・カップ」でフェデラーがジョコビッチにアドバイスする姿を見て、「ロジャーは素晴らしいコーチだから、今すぐにアカデミーを開くべき!」とTwitterに投稿している。どんな形であれ、きっとフェデラーはまたファンをワクワクさせてくれるに違いない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2020年「全豪オープン」会場でのフェデラー
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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