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レーバー・カップ会場に乱入した男、自分の腕に火をつける【動画アリ】

「レーバー・カップ」に乱入し、自身の腕に火をつけたのちに消した男

元世界王者のロジャー・フェデラー(スイス)の引退試合でも注目された「レーバー・カップ」(イギリス・ロンドン/9月23日~9月25日/室内ハードコート)では、乱入者がコート上で自分の腕に火をつけるという事件があった。英BBCなど複数のメディアが報じている。

事件が起きたのは、数時間後にフェデラーの引退試合を控えていた大会初日の2試合目、チーム・ヨーロッパ(欧州選抜)のステファノス・チチパス(ギリシャ)とチーム・ワールド(世界選抜)のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)の対戦中。チチパスが第1セットを取ったところで男がコートに乱入し、サービスボックスに座り込むと何かの液体を右腕にかけてライターで火をつけたのだ。男はすぐに腕を振り回して火を消したものの、液体がこぼれたコート上からも火があがり、駆けつけた警備員がジャケットで消火している。

3人の警備員に両腕と両足を抱えられながらコート外に連れ出された男に大きな怪我はなかったようで、警察に身柄を引き渡されている。男が着ていたTシャツには「イギリス国内のプライベートジェットの使用を廃止に」と書かれており、気候変動への対策を求める抗議活動としてメンバーが自らに火をつけることで知られる“サクリファイス・フォー・サバイバル(生存への犠牲)”というグループの一員と見られている。フェデラーやノバク・ジョコビッチ(セルビア)をはじめ、複数の選手が今大会のためにプライベートジェットでロンドンに渡航しており、飛行機から降りてくる彼らの姿が報じられていた。

男が乱入してからコート上の液体が拭き取られ、試合が再開できる状態になるまで5分ほどと、一瞬の出来事だったが、火があがったこともあり会場には大きな衝撃が走った。シュワルツマンに6-2、6-1で勝利したチチパスは「突然どこからともなく出てきたんだ。わけがわからないよ。コート上であんなことが起きるのを目の前で見るのは初めてだった。彼が無事だといいけど」と試合後にコメントしている。

今年、注目度の高い試合が乱入者によって妨害されるのはこれで3回目となる。1月の「全豪オープン」ではラファエル・ナダル(スペイン)が21個目のグランドスラムタイトルを懸けてダニール・メドベージェフ(ロシア)と対戦した男子シングルス決勝で、オーストラリアでの難民収容の廃止を訴える男がコートに乱入。6月の「全仏オープン」ではキャスパー・ルード(ノルウェー)とマリン・チリッチ(クロアチア)が対戦した準決勝に環境問題を訴える女が乱入し、ワイヤーを使って自らをネットにくくりつけようとした。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「レーバー・カップ」に乱入し、自身の腕に火をつけたのちに消した男
(Photo by TPN/Getty Images)

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