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セレナから最も多くの勝利を挙げた5人の選手とは?

2021年「ウィンブルドン」でのセレナ

テニスの元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が「全米オープン」後の現役引退を発表すると、世界中のテニスファン、そして関係者を悲しみが襲った。全盛期には次々と強敵を退け、記録を更新し続けたセレナは、多くのアスリートに勇気を与えてきた。

申し分ないキャリアを重ねてきたセレナに勝つことは困難なことだった。ましてや、複数回勝利することができた選手はほんの一握りだ。今回は、セレナから最も多くの勝利を挙げた5人の選手を紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

5. ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ) 5回
ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)は、グランドスラムで23回の優勝を誇るセレナに5回勝利している。アザレンカはセレナに18回敗れているものの、セレナを総合的に上回り、勝利を収めることができた試合が数回あった。

2009年の「WTA1000 マイアミ」決勝では、6-3、6-1という好スコアでセレナを破った。世界女王の経験もあるアザレンカは、2013年の「WTA1000 ドーハ」ではやや苦戦を強いられたが、第1セットのタイブレークをなんとか取ると、7-6(6)、2-6、6-3で勝利。同年の「WTA1000 シンシナティ」の決勝では、アザレンカが白熱した最終セットのタイブレークを制し、2-6、6-2、7-6(6)で勝者となった。

大きな大会の決勝でセレナを破る傾向があるアザレンカ。2016年の「WTA1000 インディアンウェルズ」でも6-4、6-4のストレートでセレナを下した。アザレンカの5度目の勝利は2020年「全米オープン」の準決勝で、マーガレット・コート(オーストラリア)の最多記録に並ぶ24度目のグランドスラム優勝を狙っていたセレナを1-6、6-3、6-3で阻止した。

3T. ジュスティーヌ・エナン(ベルギー) 6回
レジェンド選手の一人である元世界女王ジュスティーヌ・エナン(ベルギー)とセレナは素晴らしいライバル関係を築き、二人は何度も対戦した。対戦成績は8勝6敗とセレナがやや上回るが、グランドスラムに限ると4勝3敗でエナンがリードしている。2001年にセレナに2度敗れたエナンは、2002年「WTA500 ベルリン」の決勝で6-2、1-6、7-6(5)で勝利し、リベンジを果たした。

セレナとエナンはシーソーゲームのように互いに白星を挙げていく。続く2戦はセレナが勝ったが、2003年「WTA500 チャールストン」の決勝ではグランドスラム7度優勝を誇るエナンが6-3、6-4で1時間ほどの試合を制した。同年の「全仏オープン」の準決勝でセレナと再び顔を合わせたエナンは、6-2、4-6、7-5で勝利。

その後4年間は対決がなかったが、2007年「WTA1000 マイアミ」の決勝は再びライバル同士の対戦となり、セレナに軍配が挙がった。同じ年に行われたグランドスラムの準決勝では3大会連続でこの二人が対決し、すべてエナンが制した。「全仏オープン」では6-4、6-3で、「ウィンブルドン」では6-4、3-6、6-3で、「全米オープン」でもエナンが7-6(3)、6-1でセレナを倒した。この「全米オープン」が、エナンがセレナに勝利した最後の試合となった。その後2回顔を合わせた二人だが、いずれもセレナが勝利。2011年にエナンは引退した。

3T. マルチナ・ヒンギス(スイス) 6回
1998年、マルチナ・ヒンギス(スイス)とセレナのライバル関係初期には、新人のセレナより一枚上手だったヒンギスが「WTA1000 マイアミ」と「WTA500 ロサンゼルス」で勝利を収めた。マイアミ大会ではセレナも奮闘したが6-3、1-6、7-6(4)でヒンギスが勝利。ロサンゼルスではヒンギスがずっと優勢を保ち、6-4、6-1でセレナを上回った。翌年の「WTA1000 マイアミ」でセレナはリベンジを果たしたが、「WTA1000 ローマ」の準々決勝では6-2、6-2でヒンギスが勝利。

2000年の「WTA1000 モントリオール」の決勝はセレナの途中棄権でヒンギスが優勝。2001年の「WTA500 シドニー」、そして直後の「全豪オープン」準々決勝でもヒンギスがセレナに勝利を挙げた。「全豪オープン」での対決は特に接戦だったが、6-2、3-6、8-6でヒンギスが制した。その後3度顔を合わせたが、セレナがより強く完成した選手に成長するにつれ、ヒンギスはセレナに勝てなくなっていった。

2. ジェニファー・カプリアティ(アメリカ) 7回
グランドスラムで3回優勝を飾ったジェニファー・カプリアティ(アメリカ)が最初にセレナを破ったのは2000年の「WTA1000 マイアミ」のことだった。2001年の「ウィンブルドン」準々決勝でも6-7(4)、7-5、6-3でカプリアティが勝利。その後数回セレナに敗れたカプリアティだったが、2004年の「WTA1000 ローマ」で3年ぶりの勝利を収めた。

カプリアティが最後にセレナに勝利したのは2004年の「全米オープン」準々決勝でのことだった。何度も線審や主審の誤判定に見舞われたこの試合は、最終的に2-6、6-4、6-4でカプリアティの勝利で決着がついた。総合すると、1999年から2004年の間にカプリアティはセレナに7回勝利、一方セレナは10回カプリアティを退けている。

1. ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ) 12回
セレナの一歳違いの姉であるビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)は、誰よりも多くセレナに勝利している。レジェンド姉妹はダブルスペアとしてツアーで圧倒的強さを見せたが、シングルスでも良きライバルとしてファンの心を踊らせた。1998年、2人のライバル関係は「全豪オープン」2回戦、7-6(4)、6-1のビーナスの勝利で幕を開けた。さらにビーナスは、1999年の「WTA1000 マイアミ」決勝での姉妹対決も制した。その後ビーナスはグランドスラムの舞台でも大活躍。2000年の「ウィンブルドン」準決勝でセレナに勝利し決勝に進出、初優勝を飾った。2001年「全米オープン」の決勝でも、ビーナスが6-2、6-4でグランドスラムの姉妹対決を再び制した。

2002年に入ると、セレナが4度の姉妹対決すべてで勝利。2003年、ビーナスとセレナはグランドスラムの決勝で2度対戦し、いずれも妹のセレナが勝利した。2005年に入り、「WTA1000 マイアミ」では6-1、7-6(8)でビーナスが勝者となった。2008年の「ウィンブルドン」決勝では、前年優勝を飾っていたビーナスが7-5、6-4で勝利、連覇を果たした。

その後5戦連続でセレナが勝利したが、2014年の「WTA1000 モントリオール」ではビーナスが6-7(2)、6-2、6-3でセレナを退けた。最後のグランドスラム決勝での対決となった2017年の「全豪オープン」はセレナに軍配が上がった。ビーナスが最後にセレナを破ったのは2018年「WTA1000 インディアンウェルズ」3回戦で、6-3、6-4での勝利だった。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ウィンブルドン」でのセレナ
(Photo by Visionhaus/Corbis via Getty Images)

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