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元世界王者、選手の親からいきなりコーチ解任!?

1999年ハンブルク大会でのリオス

元世界王者のマルセロ・リオス(チリ)はチャレンジャー大会で頭角を現し始めた17歳のシャン・ジュンチャン(中国)のコーチを務めてきたが、説明もなく突然に解雇されたとして不安を露わにしている。米テニスメディア Tennis World USAなど複数のメディアが報じた。

シャンは8月の第1週、世界ランキング344位だった時に出場したアメリカのレキシントンでのチャレンジャー大会で初優勝を飾り、チャレンジャー大会で史上5番目に若いチャンピオンとなった。決勝戦では、シャンがプレーを中断して気分が悪くなったボールボーイを介抱したことでも注目を集めている。8月下旬にカナダのグランビーで行われたチャレンジャー大会で準優勝を果たしたシャンは、現在自己最高となる世界195位にまでランキングを上げており、中国人男子選手の中では2位につけている。

将来有望なシャンのコーチを務めてきたのは、かつて南米の選手として初めて世界王者となったリオス。1995年から2001年にかけて1000大会を5つ含む18個のツアータイトルを獲得し、1998年の「全豪オープン」では準優勝を果たしている。現在46歳のリオスはこの度、説明もなく突然コーチの職を解かれたとして、不満をぶちまけた。

「向こうは何の説明もなく関係を断ったんだ。服装が気に入らないとか、何でもいいから理由を説明してほしかった。俺はエージェントから、解雇されたことだけを聞かされたんだ。その直後に偶然シャンと彼の両親に会ったから、父親に“別れるのは構わないけど、せめて理由を教えてくれないか”って言ったら、いろいろと話し始めたんだけど、何を言っているのかさっぱりわからなかった。それでシャンに説明を求めたら、彼は“父親が言うには…”って答えたんだ」

「これは父親の独断で、シャンが決めたことじゃないと思っている。あの両親はいつもべったりくっついていて、シャンにとっていいことは何もない。言い訳をするつもりはないけど、彼らと付き合うのは大変だった。正直言って、あの父親は好きになれなかったよ。でも、シャンは2回も決勝に進んだし、世界ランキングで190位台につけたんだから、俺が出した結果に文句はないはずだ」

試合中に父親と口論になったこともあるというリオスは、シャンとの関係や彼の問題点についても掘り下げて話している。

「彼とはコミュニケーションが全然取れていなかった。そもそも会話がほとんどなくて、俺が言ったことに対しては“イエス”しか言わないんだ。指導している側としては、選手にはどういうトレーニングをしたいとか、気になっていることやうまくいっていないことを話してもらいたいものだ。彼が何を考えて、何を望んでいたのかは結局わからないまま終わってしまったよ」

「別れ際に俺はシャンに“幸運を祈っているよ。君は優秀だけど課題もたくさんある。学ぶべきことは山積みだ。健闘を祈っている。何かあったらいつでも連絡してくれ”って言ったんだ。彼は俺を辞めさせたくなかったかもしれないけど、親の言いなりなんだから仕方ない。そのメンタリティーを変えて、自分自身で物事を決められるようにならないとダメだ。それさえできれば、彼はきっといい選手になれるだろう」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は1999年ハンブルク大会でのリオス
(Photo by Moenkebild/ullstein bild via Getty Images)

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