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30代になっても活躍を続ける5人の男子テニス選手とは?

「ウィンブルドン」でのジョコビッチ

若手の活躍が目立つ男子テニス界だが、年齢を重ねても勢いを失わないベテラン勢も大きな存在感を見せている。若手と対等に渡り合い大会の後半まで勝ち進む選手もいれば、若手のずっと先を行き、記録を塗り替え続けている選手もいる。

今回は、30代になっても素晴らしいプレーで観客を惹きつけ、テニス界を盛り上げ続けている男子選手を5人紹介する。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

1.ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)

2020年「ATP500ロッテルダム」でのモンフィス

今シーズンはベストの成績を残しているとは言い難いバウティスタ アグートだが、シーズン初めには「ATPカップ」でスペインチームを決勝へと導いた。

 8月の「ATP1000 モントリオール」では、雨による中断を味方につけたキャスパー・ルード(ノルウェー)が2019年「ウィンブルドン」セミファイナリストのバウティスタ アグートを退けた。第1、第2セットはタイブレークの接戦となり、最終セットを6-4で制したルードがバウティスタ アグートとの3度目の対決で初勝利を収めた。

バウティスタ アグートとルードは今年の「ATPカップ」で対戦し、バウティスタ アグートが勝利していた。2019年の「デビスカップ」では、バウティスタ アグートはスペインチームの優勝に大きく貢献した。今年34歳のバウティスタ アグートは、7月の「ATP250 キッツビューエル」決勝でFilip Misolic(オーストリア)を退け優勝トロフィーを手にしている。

サッカーとテニスの両方に秀でていた若き日のバウティスタ アグートにとって、どちらかに絞ることは難しい決断だったそうだ。だが、精度の高いフォアハンドで相手を追い詰めるスタイルで長いキャリアを築いたバウティスタ アグートを見ることができて、テニスファンは大満足だろう。

2.ガエル・モンフィス(フランス)

2020年「ATP500ロッテルダム」でのモンフィス

「ATP1000 モントリオール」3回戦でモンフィスがジャック・ドレイパー(イギリス)との対戦中に棄権せざるを得なかったことに、心を痛めたファンも多いだろう。9月1日に36歳になったモンフィスは、今年の「全豪オープン」でアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)やクリスチャン・ガリン(チリ)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)らを退け準々決勝に進出。前哨戦の「ATP250 アデレード1」で1セットも落とさず優勝したモンフィスが、グランドスラムでも好調を維持した形となった。モンフィスが初めてグランドスラムの準決勝に進出したのは2008年の「全仏オープン」だ。今年の「全豪オープン」でのベスト8進出により、衰えない強さを示した。

モンフィスは2021年の「ATP1000 シンシナティ」2回戦でアレックス・デミノー(オーストラリア)を破り、ATPツアーで500勝を挙げた11人目の現役選手(当時)となった。観客を楽しませる能力は今も健在で、その復帰が待たれている。

3.マリン・チリッチ(クロアチア)

「全仏オープン」でのチリッチ

チリッチは今年の「全仏オープン」で、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、ラファエル・ナダル(スペイン)、アンディ・マレー(イギリス)に次いで、すべてのグランドスラムで準決勝進出を果たした5人目の現役選手となった。元世界王者ダニール・メドベージェフ(ロシア)を下したチリッチは、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)相手に4時間を超える接戦を演じ、最終セットのスーパータイブレークの末に勝利を掴んだ。33歳のチリッチはこの試合で33本ものエースを決めた。チリッチが最初にトップ10入りしたのは2010年、そして12年後の今もトップ20位内にいる。

2013年に薬物検査で陽性反応が出たチリッチだったが、コーチにゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)を迎え、翌年に決勝で錦織圭(日本/ユニクロ)を破って「全米オープン」を制覇。2017年の「ウィンブルドン」と2018年の「全豪オープン」でも決勝まで勝ち進んだが、いずれもフェデラーに優勝を阻まれている。

4.ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

「ウィンブルドン」でのジョコビッチ

元世界王者のジョコビッチは、コート外では新型コロナワクチン接種に関して大きな論争を巻き起こしたが、コート上では年齢はただの数字だということを示してきた。「全豪オープン」や北米の大会への出場を許されなかったジョコビッチが「ATP1000 ローマ」で優勝を勝ち取ったことは、彼の素晴らしい精神力を証明することとなった。「全仏オープン」では準々決勝でナダルに敗れたが、「ウィンブルドン」では持ち前の技術と身体能力を存分に発揮し、21回目のグランドスラム優勝を飾った。

昨年のジョコビッチは誰にも止められない勢いがあった。まず「全豪オープン」を制し、「全仏オープン」では準決勝でナダルを破り優勝。さらに「ウィンブルドン」でも自身6度目のタイトルを獲得した。「全米オープン」ではメドベージェフに敗れたが、ワクチン未接種による大会出場制限がかかるまでは、ジョコビッチはさらに大きな成功を掴む態勢を整えていた。

5.ラファエル・ナダル(スペイン)

2020年「全仏オープン」で13回目の優勝を果たしたナダル

これまで22回のグランドスラム優勝を飾り未だ衰えを見せないナダルは、他の男子選手より抜きん出た存在だ。ただし、ナダル自身は数字にそれほどこだわりを持っていないようだ。これまで多くの怪我を乗り越え競技を続けてきたナダルは、2022年の「全仏オープン」で痛み止めを打ちながら優勝を勝ち取った。

シーズン序盤に20連勝していたナダルは、「ATP1000 インディアンウェルズ」でテイラー・フリッツ(アメリカ)に敗れた。その後、肋骨の疲労骨折により4〜6週間ツアーを離脱すると発表。そして「全仏オープン」開幕の10日前、「ATP1000 ローマ」でデニス・シャポバロフ(カナダ)との対戦中に足の怪我が悪化。状態は良くならないまま、「全仏オープン」を迎えた。「ウィンブルドン」の準々決勝では、観客席から見守る父親から棄権するように進言されるもこれを拒否。痛みに耐えながらフリッツに勝利したが、準決勝を前に棄権する決断をした。

「全米オープン」ではフランシス・ティアフォー(アメリカ)に敗れて4回戦敗退となったナダルだが、もうすぐ第一子を迎え、今後も活躍が期待されている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※アイキャッチ画像・記事中写真4枚目:「ウィンブルドン」でのジョコビッチ
 (Photo by Ryan Pierse/Getty Images)
※記事中写真1枚目:2020年「ATP500ロッテルダム」でのモンフィス
 (Photo by Jan Kok/Soccrates/Getty Images)
※記事中写真2枚目:2019年「デビスカップ」でのバウティスタ アグート
 (Photo by fotopress/Getty Images)
※記事中写真3枚目:「全仏オープン」でのチリッチ
 (Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)
※記事中写真5枚目:2020年「全仏オープン」で13回目の優勝を果たしたナダル
 (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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