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全米オープン、2019年を抑えて史上最多の入場者数を記録

「全米オープン」でのセレナ

今月11日に幕を閉じた「全米オープン」が、2019年大会を抑えて史上最多の入場者数を記録したことがわかった。米スポーツメディア ESPNなど複数のメディアが報じている。

ニューヨークで2週間にわたって開催された今年の「全米オープン」には、合わせて77万6120人のファンが訪れ、観客動員数の最多記録を更新した。これまでの最多記録はパンデミックが始まる前の2019年に記録した73万7872人だった。また、25年前にオープンし、2万3859人の観客を収容することができるセンターコートのアーサー・アッシュ・スタジアムにおいては、25年目にして初めてすべての試合でチケットが完売となった。予選も含めると3週間で約89万人が来場しており、これも新記録となる。

また、今大会ではロシアによる侵攻が続いているウクライナを支援するための様々な施策が行われており、その結果、パートナー企業やファン、選手からおよそ200万ドル(約2億8600万円)の寄付を集めることに成功したという。これにより、アメリカテニス協会(USTA)は大会前に掲げていた目標を達成した。大会に先立って行われたチャリティーイベント「Tennis Plays For Peace(平和のためのテニス)」も、スター選手たちによるエキシビションマッチが大盛況を博している。

今大会は、開幕直前に引退を表明した23個のグランドスラムタイトルを誇るセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)も注目を集め、当時世界ランキング46位のアイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)に敗れた3回戦では、2万9837人が観客席でセレナの雄姿を見届けた。この観客数は「全米オープン」のナイトセッションとしては最多を数え、デイセッションの観客数と合わせて7万2039人に達した大会5日目は、「全米オープン」における一日の観客動員数の記録を塗り替えてもいる。

さらに、米国内で「全米オープン」の独占放送を行っているESPNでは460万人がセレナの最後の試合を視聴し、ESPNがテニスの大会を放送してきた43年間の歴史で最も多くの視聴者数を集めた試合となった。これまでの最高記録は390万人で、ESPNが独占放送を開始した初年度の2012年に、ロジャー・フェデラー(スイス)がアンディ・マレー(イギリス)を破って「ウィンブルドン」で優勝した決勝戦だった。

また、第1シードとして出場していたイガ・シフィオンテク(ポーランド)が第5シードのオンス・ジャバー(チュニジア)を破って初めて「全米オープン」のタイトルを獲得した女子シングルスの決勝も、ポーランド国内のテレビ界で新たな記録を樹立。Eurosport とTVNで放送されたこの試合の平均視聴者数は265万人に上り、ピーク時には313万人が視聴していたと報じられた。

今年の大会はほかにも異例ずくめとなっている。「全米オープン」で5度優勝しているフェデラーと3度優勝しているノバク・ジョコビッチ(セルビア)のいずれも出場していないというおよそ四半世紀ぶりの事態となったほか、2003年以来、フェデラー、ジョコビッチ、ラファエル・ナダル(スペイン)とセレナを合わせた4人のうち誰一人として準々決勝に残っていないという初の大会に。その一方で、女子シングルスでは21歳のシフィオンテクが優勝、男子シングルスは19歳のカルロス・アルカラスが制し、その時点で史上最年少での世界1位となることが確定した。アルカラスは決勝で今年2度目のグランドスラム決勝進出を果たした23歳のキャスパー・ルード(ノルウェー)を破って優勝となり、若手選手の活躍が大会を盛り立てた。

※為替レートは2022年9月15日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのセレナ
(Photo by Al Bello/Getty Images)

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