ニュース News

エリザベス女王逝去にフェデラーやナダルらテニス界も反応

2010年「ウィンブルドン」でのフェデラーとエリザベス女王

イギリスのエリザベス女王が8日に96歳で逝去したことを受け、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)で黙祷が捧げられたほか、多くのテニス関係者が追悼の意を表した。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

イギリスの君主として歴代最長の70年間にわたって在位したエリザベス女王が、バルモラル城で安らかに息を引き取ったと、バッキンガム宮殿が8日の英国時間18時30分過ぎに発表した。そのおよそ5時間後にニューヨークで行われた第3シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と第17シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス)による女子シングルス準決勝では、試合前にエリザベス女王の写真が会場内の大型スクリーンに映し出され、黙祷が捧げられた。

テニス界では「ウィンブルドン」や「レーバー・カップ」の公式アカウント、ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)がSNS上で哀悼の意を表した。フェデラーは2010年の「ウィンブルドン」で女王と挨拶を交わしている写真を投稿し、「女王陛下の死去に深い悲しみを感じています。その優雅さ、気品、そして公務に対する忠誠心は、歴史の中で生き続けることでしょう。王室のみなさまとイギリスに哀悼の意を表したいと思います」と綴った。また、ナダルは「エリザベス女王の逝去を受け、王室とイギリスのみなさんに心からお悔やみ申し上げます」とツイートしている。

また、「全米オープン」の男子ダブルスにラジーブ・ラム(アメリカ)とともに第1シードとして出場するディフェンディングチャンピオンのジョー・ソールズベリー(イギリス)は、腕章型の喪章をして決勝に臨む意向を示している。準決勝の最中に訃報が報じられたため、それを知ったのは試合後だったというソールズベリーはこう述べた。「もちろん、ものすごく悲しいニュースだし、少し衝撃的でもある。かなり突然のことだった。大半の人たちはエリザベス女王を見ながら人生のすべてを過ごしてきた。明日の試合中に何かしたいと思っているよ」

スポーツ愛好家としても知られるエリザベス女王はこれまで数々の名勝負に立ち会い、勝者にトロフィーを手渡してきた。1966年にウェンブリーで行われたサッカーワールドカップ決勝でイングランドが西ドイツ(当時)を延長戦の末に下して優勝した際には、イングランド最高のディフェンダーと称されたキャプテンのボビー・ムーアにトロフィーを手渡している。また、1977年の「ウィンブルドン」では女子シングルスの決勝を観戦し、優勝を飾った自国選手のバージニア・ウェイドにローズウォーター・ディッシュを授けた。2012年の「ロンドンオリンピック」では、映画『007』シリーズのダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドと共演して開会式の演出に華を添えている。ほかにも、2013年に「ウィンブルドン」で優勝したアンディ・マレーをはじめ、イギリスの選手やチームが活躍する度に、女王はその功績を称え、祝福の言葉を寄せていた。

そんなエリザベス女王の訃報を受け、イギリス国内では試合の延期や中止も相次いでいる。サッカーのプレミアリーグやゴルフの欧州ツアーのほか、クリケット、競馬、ラグビーなどがここ数日の間に予定していた試合を中止した。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2010年「ウィンブルドン」でのフェデラーとエリザベス女王
(Photo by Oli Scarff/WPA Pool/Getty Images)

【全米オープンテニス2022】
WOWOWオンデマンド・WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信!
◆放送・配信スケジュールはこちら>>

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. エリザベス女王逝去にフェデラーやナダルらテニス界も反応