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キリオス、ベスト4ならず。ルード、ハチャノフが準決勝へ[全米オープン]

「全米オープン」でのキリオス

現地9月6日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)大会9日目、雨により多くの試合がキャンセルとなる中、屋根のある一部のコートでのみ試合が開催された。男子シングルスでは準々決勝が始まったが、第23シードのニック・キリオス(オーストラリア)はベスト4進出を逃している。また、男子ダブルスのベスト4が決定した。大会公式ウェブサイトなど複数のメディアが伝えている。

4回戦までにラファエル・ナダル(スペイン)らグランドスラム優勝経験者が全員敗れたため、「全米オープン」では3年連続でグランドスラム新王者が誕生することが確定。準々決勝に残った8人は、最年少が19歳のカルロス・アルカラス(スペイン)、最年長が27歳のキリオスで、8人の平均年齢は23.7歳だ。

4回戦で前回王者であり第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を破ったキリオスは、準々決勝で第27シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦した。キリオスは男子ダブルスでも3試合プレーしていたため、今大会ではこれが通算8試合目。その疲労からか、試合序盤から左足を気にしており、休憩中には左足を自らマッサージする様子も見られた。試合では両者がいいサーブを打ち合い、早い展開でサービスゲームをキープし合う。しかし第1セット第12ゲームでキリオスはサーブが入らなくなり、初めてのデュースでダブルフォールトをしてしまい、ハチャノフにセットポイント。最後はハチャノフが前に出たキリオスをロブで抜き、セットを取った。第1セット終了後、キリオスはコートにトレーナーを呼び、左足のふくらはぎをマッサージしてもらう。

メディカルタイムアウトのおかげか動きが良くなったキリオスは、第2セットの第3ゲームでバックハンドを決め、この試合最初のブレークチャンス。続くポイントでラリーを制して2-1。そのリードを保ってセットカウント1-1とする。第3セットでは両者なかなかチャンスをモノにできずにいたが、第12ゲームでキリオスが2本続けてショットをネットにかけたことから、ハチャノフがこのセット3度目のセットポイントを取った。あとがなくなったキリオスだが、第4セットに入ってハチャノフのファーストサーブの確率が落ちたこともあり、タイブレークの末にこのセットを取り、勝負の行方は最終セットで決することに。

最終セットで先にブレークしたのはハチャノフ。第1ゲームでキリオスは再びショットをネットにかけてしまったことからサーブを破られる。キリオスは第2・第4ゲームでブレークバックのチャンスを掴むが、ドロップショットなどが失敗し、あと一歩のところで決めきれない。それでも第7ゲームで訪れた2度のピンチをしのいで望みをつなぐ。だが、ハチャノフが1ブレークアップのままサービング・フォー・ザ・マッチを迎えると、ボレーがネットに当たった後で相手コートに落ちるという幸運もあってこのゲームをキープ。「最後まで集中力を保つことができた」ハチャノフが、7-5、4-6、7-5、6-7(3)、6-4でシーソーゲームを制し、グランドスラムで初の準決勝行きを手にした。

また、メドベージェフが敗退したことで、大会後に彼に代わって世界1位となる可能性がある一人、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)は、第13シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)に6-1、6-4、7-6(4)のストレート勝ち。2020年の「全米オープン」で敗れた相手から、ハードコートで初、通算4度目の勝利を挙げた。

「すべてがうまくいった。狙い通りのところにショットを決めることができたよ。それにマッテオのサーブがいつもほどには決まらなかったね」とルードは述べている。

これまでのキャリアハイが世界5位だったルードは、ベスト4進出により世界2位へ到達することが確定。ルードのほかには、これから準々決勝を戦うアルカラス、そしてナダルが世界1位に就く可能性がある。

一方の男子ダブルスは準々決勝4試合がすべて行われ、ベスト4が出揃った。ディフェンディングチャンピオンである第1シードのラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)ペアと第2シードのヴェスレイ・クールホフ(オランダ)/ニール・スクプスキー(イギリス)ペアがそれぞれノーシードのペアに勝利。そして、「全仏オープン」王者である第3シードのマルセロ・アレバロ(エルサルバドル)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)ペア、第13シードのフアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)ペアは、それぞれ第6シードのニコラ・メクティッチ(クロアチア)/マテ・パビッチ(クロアチア)ペア、第11シードのハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)/ロイド・グラスプール(イギリス)ペアとのシード勢対決をストレートで制している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのキリオス
(Photo by Eduardo Munoz Alvarez/VIEWpress)

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