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全米オープン男子シングルス最年少覇者トップ5!最も若くして優勝を遂げたのは?

2018年「ATP1000 上海」でのデル ポトロ

「全米オープン」では、比較的若い優勝者が数多く生まれてきた。直近の6人の優勝者のうち4人は30歳を超えているものの、この大会は年齢が上の選手が優勝しにくいことで昔から知られている。長い北米ハードコートシリーズを締めくくる大会であることから、1年で最後のグランドスラムであるこの大会には特有の難しさがある。北米の夏の暑さと湿度のおかげで、より早くしっかりと回復できる若い選手の方が、年齢が上の選手よりも有利になりがちだ。1968年のオープン化以降に「全米オープン」を最年少で制した5人の男子選手を、スポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。

第5位:フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 20歳と356日(2009年)
フアン マルティン・デル ポトロは、2009年の「全米オープン」でおとぎ話のような優勝物語を刻んだ。この年、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)に猛攻を仕掛けストレートで勝利するなどし、予想を覆して決勝に勝ち上がったデル ポトロは、決勝の相手ロジャー・フェデラー(スイス)に勝つのは難しいだろうと見られていた。

同大会を前年まで5連覇していたフェデラーは疑いの余地のないニューヨークの王者であり、空前の6年連続優勝まであと1勝に迫っていた。フェデラーは彼らしい鮮やかな立ち上がりを見せて最初のセットを手にした後、第2セット5-4で迎えたサービスゲームで30-30まできた。あと2ポイントでセットカウント2-0のリードを築ける場面だ。ここでデル ポトロがブレークバックに成功して試合を五分に戻したが、第3セットはフェデラーが獲得。第4セット5-4の場面で迎えたデル ポトロのサービスゲームで40-40となったところで、フェデラーは勝利まであと2ポイントに迫っていたが、デル ポトロが強烈な形でその扉を勢いよく閉ざした。第5セットでのデル ポトロは止まらず、手に負えないフォアハンドのウィナーを何度も叩き込んで、フェデラーの5年に及ぶニューヨークでの支配を終わらせた。

フェデラーはこれ以降「全米オープン」で優勝しておらず、一方のデル ポトロもこのニューヨークでの夢のような2週間以後は、一度もグランドスラムで優勝していない。

第4位:マラト・サフィン(ロシア) 20歳と226日(2000年)
2000年に「全米オープン」に3度目の出場を果たしたマラト・サフィンは、前年の大会では2回戦敗退に終わっていたにもかかわらず、予想に反して最後まで勝ち抜いた。当時20歳であったサフィンは、最初の3試合で激戦をくぐり抜けた。2回戦と3回戦は長丁場となり、続く4回戦では3年後に準優勝を果たすフアン カルロス・フェレロ(スペイン)をストレートで破って、「全米オープン」で初のベスト8に進出。

準々決勝でサフィンはニコラス・キーファー(ドイツ)に4セットで勝利。続く試合ではトッド・マーティン(アメリカ)を下して、4度優勝していたピート・サンプラス(アメリカ)との対戦の機会を手にした。サフィンはそこでサンプラスも驚く素晴らしいプレーを見せてストレートで勝利し、初のグランドスラムタイトルを獲得した。ちなみにこの年の大会には後に5度の優勝を果たすフェデラーが初出場しており、当時19歳のフェデラーは3回戦まで勝ち進んでいる。

第3位:ジョン・マッケンロー(アメリカ) 20歳と205日(1979年)
ジョン・マッケンローが20歳の時に出場した「全米オープン」で快進撃を見せた時、彼はこの大会の最年少覇者の仲間入りを果たした。前年の1978年に準決勝に進出していたマッケンローは、1979年には第3シードとして出場。前年の成功が一時的なものではないことを証明するように、最初の4試合で1セットしか落とさなかった。

それ以降マッケンローがこの大会中にセットを落とすことはなく、準決勝で前年度覇者のジミー・コナーズ(アメリカ)に、そして決勝でもう一人の同胞ビタス・ゲルレイティス(アメリカ)に勝利。マッケンローは続く2年間の「全米オープン」でもタイトルを獲得し、1984年には4度目の優勝を果たしている。

第2位:レイトン・ヒューイット(オーストラリア) 20歳と197日(2001年)
前年にベスト4に進出したレイトン・ヒューイットは、初めてシード枠が32になった2001年の「全米オープン」では良い立場にあった。当時20歳であったヒューイットは、2回戦で5セット、4回戦で4セットの長丁場を戦いながらも、ベスト8に進出。準々決勝では後年優勝するアンディ・ロディック(アメリカ)に苦戦を強いられたが、フルセットでこの試合をくぐり抜け、再び準決勝の舞台に戻ってきた。

エフゲニー・カフェルニコフ(ロシア)との準決勝では最高の技量を見せつけ、4ゲームしか与えずに初の四大大会決勝に駒を進めた。もう一方の準決勝ではサンプラスがサフィンに前年の決勝での雪辱を果たし、ヒューイットとの見逃せない対決が決まった。しかし、サンプラスは2年続けて自身5度目の「全米オープン」タイトルに届かなかった。実際のところ遠く及ばず、サンプラスはストレートで敗れ去った。この3年後、ヒューイットは再び「全米オープン」の決勝の舞台に立ったが、フェデラーに2セットをベーグルで奪われ、3セットで敗れた。

第1位:ピート・サンプラス(アメリカ) 19歳と28日(1990年)
初出場から2年後、1990年の「全米オープン」で、ピート・サンプラスは快進撃を見せ、同胞で自分より世界ランキングが上だったアンドレ・アガシ(アメリカ)を破った。当時世界12位であったサンプラスは、初めて四大大会の2週目に残る過程で1セットしか落とさなかった。準々決勝でサンプラスは、3度の優勝経験を誇るイワン・レンドル(アメリカ)に対して築いた2セットのリードを失って苦戦を強いられたが、5セットの後に勝利してベスト4に進んだ。サンプラスは準決勝でも番狂わせを演じ続け、4度優勝していたマッケンローを撃破した。決勝ではアガシに9ゲームしか与えずに勝利し、サンプラスは「全米オープン」初の10代の覇者となった。

それから10年以上後の2002年、サンプラスは「全米オープン」で5度目の優勝を果たし、10代、20代、そして30代でグランドスラム優勝を成し遂げた数少ない選手の仲間入りをした。これはサンプラスにとってプロ最後の大会でもあり、サンプラスはこの勝利の後に競技から引退した。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2018年「ATP1000 上海」でのデル ポトロ
(Photo by Fred Lee/Getty Images)

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