ニュース News

「全米オープン」で優勝できずキャリアグランドスラムを逃した6人の選手とは?

「全豪オープン」でのバーティ

テニスの四大大会グランドスラム。そのすべての大会において、キャリアの中で少なくともそれぞれ1回ずつ優勝することを“キャリアグランドスラム”と呼び、テニス界でも限られたプレーヤーのみがこの偉業を達成してきた。この記事ではスポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている、複数のグランドスラムで優勝しながら「全米オープン」でだけ一度も優勝できずにキャリアグランドスラムを逃した6名の選手を紹介しよう。

シングルスでは、これまで8名の男子選手、10名の女子選手がキャリアグランドスラムを達成。その中には、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)、シュテフィ・グラフ(ドイツ)ら、人気・実力ともにトップクラスのプレーヤーが名を連ねている。

現在開催中の「全米オープン」は、1年のうち最後に開催されるグランドスラム。以下では、同大会での優勝が叶わず、惜しくもキャリアグランドスラムを逃してしまった選手たちについて見ていこう。

1. イボンヌ・グーラゴング(オーストラリア)

「全豪オープン」で4度(1974、1975、1976、1977年)、「全仏オープン」で1度(1971年)、「ウィンブルドン」で2度(1971、1980年)と、グランドスラムで計7度もシングルスのタイトルを獲得したグーラゴング。

彼女は「全米オープン」でも1973年から76年にかけて4年連続で決勝に進出したものの、マーガレット・コート(オーストラリア)、ビリー・ジーン・キング(アメリカ)、そしてクリス・エバート(アメリカ)には2年連続で敗れて、タイトルに手が届かなかった。

2. ジャン・ボロトラ(フランス)

ボロトラは1920年代後半から30年代前半にかけて、テニス界でフランスの「四銃士」の一人として名を馳せた。特にダブルスでの記録に注目が集まるが、シングルスにおいても非常に成功したキャリアを築いた彼は、「全豪オープン」で1度(1928年)、「全仏オープン」で2度(1924、1931年)、「ウィンブルドン」で2度(1924、1926年)、優勝を飾っている。

「全米オープン」での最高の成績は1926年の準優勝。同じ「四銃士」の1人であるルネ・ラコステ(フランス)に敗れ、キャリアグランドスラムのチャンスを逃してしまった。

3. ジャック・クロフォード(オーストラリア)

母国で開催される「全豪オープン」シングルスでは4度(1931、1932、1933、1935年)もタイトルを獲得しているクロフォード。そんな彼のキャリアの中でも1933年は傑出した年であり、「全仏オープン」と「ウィンブルドン」でも、見事王者の座に立っている。

同じく1933年、優勝すれば年間グランドスラム達成という大記録に挑んだものの、結果は準優勝。彼の前に立ちはだかったのは、この優勝を皮切りに後にキャリアグランドスラムを達成したフレッド・ペリー(イギリス)だった。

4. アシュリー・バーティ(オーストラリア)

今年3月、25歳という若さで現役を引退したバーティ。世界ランキングでは、2019年6月に初めて1位に上り詰め、2019年から2021年まで3年連続で年末ランキング1位を達成するなど、世界女王として輝かしいキャリアを歩んできた。

そんな彼女は、2019年の「全仏オープン」でグランドスラム初優勝、2021年には「ウィンブルドン」を制した。そして翌2022年の「全豪オープン」で、母国のテニスファンが待ち望んでいた、44年ぶりのオーストラリア人選手としての優勝を飾った。ところが、「全米オープン」では4回戦進出(2018、2019年)までと、唯一思うように結果を残せずに終わっている。

5. ルー・ホード(オーストラリア)

1956年、「全豪オープン」、「全仏オープン」、「ウィンブルドン」を制し、大きな期待を背負いながらトップシードで「全米オープン」に挑んだホード。決勝まで順調に駒を進めており、その過程で落としたのは、たったの1セットだけ。だが決勝で同胞のケン・ローズウォール(オーストラリア)に敗戦。その年の「全豪オープン」と「ウィンブルドン」の決勝と全く同じ対戦カードとなったが、ローズウォールの逆襲を許してしまう結果に。

ちなみに、彼は翌年の「ウィンブルドン」でも優勝を果たしているほか、ダブルスにおいてはキャリアグランドスラムを達成している。

6. アンジェラ・モーティマー(イギリス)

英国出身の最も偉大な選手の1人、モーティマー。「全豪オープン」(1958年)、「全仏オープン」(1955年)、「ウィンブルドン」(1961年)でタイトルを獲得したが、残念ながら「全米オープン」の優勝トロフィーだけは手にすることができなかった。

「全米オープン」での彼女の最高戦績は第2シードで臨んだ1961年大会。ベスト4進出となったものの、準決勝でアン・ヘイドン(イギリス)に敗れている。

今年の「全米オープン」タイトルは一体誰の手に。引き続き、最新情報をお伝えしていきたい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全豪オープン」でのバーティ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

【全米オープンテニス2022】
WOWOWオンデマンド・WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信!
◆放送・配信スケジュールはこちら>>

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 「全米オープン」で優勝できずキャリアグランドスラムを逃した6人の選手とは?