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キリオス、試合中に大麻の匂いがすると訴える「俺は重度の喘息持ちなんだ」

「全米オープン」でのキリオス

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)の男子シングルスに第23シードとして出場しているニック・キリオス(オーストラリア)が、大麻の匂いがすると試合中に訴える場面があった。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

世界ランキング50位のバンジャマン・ボンジ(フランス)と対戦した2回戦、キリオスは第2セットの途中で大麻の匂いがすると、放送禁止用語を交えながら主張。「注意したりしなくていいのか?どう考えたって大麻だろ。大麻の煙だよ。食べ物の匂いに文句を言っているのとはわけが違う。喘息持ちの選手が激しく動いている近くで、これはまずいだろ」と主審に訴えている。主審は、コート付近での喫煙を控えるようアナウンスを入れることでキリオスの要求に応じた。「全米オープン」の会場は禁煙となっている。

これを受けて、EUROSPORTのコメンテーターを務めるマット・チルトンは、大麻の匂いはキリオスの勘違いではないかと指摘した。「スタジアムで吸っている人がいるなんて信じられない。私は一切見ていない。もしかしたら誰かがグランドスタンドで大麻を吸っていたのかもしれないけど、そんなことをすれば見つかって追い出されるだろう。だから、誰かが電子タバコでも吸っていたんじゃないか。あの煙は違法な薬物に似た匂いがするんだ。それが原因かもしれない」

チルトンは「ウィンブルドン」の様子も引き合いに出している。「“ウィンブルドン”では会場内のあちこちでタバコを吸っている人がいて、あれは異様だといつも思っているんだ。禁煙を訴えたいわけじゃない。ほかの人がタバコを吸おうが私には関係ないが、選手が走り回っている時にコートの近くで大勢がタバコを吸ったら、息のあがっている選手たちがその煙をすべて吸い込むことになる。それはおかしいと思うんだ」

キリオスは試合後の記者会見でも大麻の匂いに触れ、観客の態度の悪さにも苛立ちを露わにした。

「あまり知られていないと思うけど、俺は重度の喘息持ちなんだ。走り回っている時は息が苦しくなる。だから、試合中に大麻の煙を吸い込むなんてごめんだ。“全米オープン”はほかの大会と雰囲気がかなり違う。“ウィンブルドン”はすごくまともな感じがしたし、“全豪オープン”は俺が地元の選手だから盛り上がるのは仕方ない。でも、ここはとにかく騒がしい。ポイントの間は何も聞こえない。周りがうるさすぎてチームが何を言っているのかほとんど聞こえないんだ。アーサー・アッシュ・スタジアムは信じられないくらいうるさかった。まったく何も聞こえない。常に話し声が聞こえたり、電子音が鳴っていたり、サイレンの音もした」

「今日のルイ・アームストロング・スタジアムでは電車や人の話し声がうるさかった。これまでのキャリアで集中することに苦労してきた俺は、一つひとつのポイントをプレーしたり、ある状況から抜け出したりするのに必死だ。すぐに気が散ってしまうからすごく難しい。罵声も多い。観客はいろいろ言ってくるんだ」

キリオスは7-6(3)、6-4、4-6、6-4でボンジを退けたものの、途中で調子を崩すとチームボックスに向かって繰り返し暴言を吐き、しまいには唾まで吐いたことでコードバイオレーションを科された。3回戦では世界87位のJ.J.ウルフ(アメリカ)と対戦する。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」でのキリオス
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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