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初戦敗退の全英女王リバキナの父が明かす「半年前には引退を考えていた」

「ウィンブルドン」でのリバキナ

「全米オープン」で思わぬ初戦敗退を喫してしまった「ウィンブルドン」女王、エレナ・リバキナ(カザフスタン)。彼女の父アンドレイ・リバキン氏が、半年ほど前にリバキナがテニスを辞めたいと考えていたことを明かした。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

リバキナは先月行われた「ウィンブルドン」決勝でオンス・ジャバー(チュニジア)を破り、グランドスラムで優勝した初のカザフスタン人選手となった。「全米オープン」前にロシアのメディアSport Expessの取材に応えたリバキン氏は、娘が幼い頃からトップを目指していたこと、そして今後も多くの人を驚かせるテニスの腕前を持っていると話した。

「娘が小さい頃、祖父にこう言った。“一番になりたい!”そして今でもこの目標に向かっている。時がたてばわかるさ。私は、娘がテニスで皆を驚かせることが今後もあると見ている。彼女が地に足をつけて考えられるようになったのは良いことだ。すべてを完璧に理解して、試行錯誤している。今、娘がテニスから引退することは絶対にないね。6ヶ月前はそんな時もあったけれど」とリバキン氏は語った。

リバキナが引退を考えた理由について問われたリバキン氏は、多くの選手が通る道だと説明。しかし家族の説得により冷静さを取り戻し、トレーニングの日々に戻ったという。

「多くのテニス選手が通る道だ。最大限の努力をしているのに結果が伴わない時に起こる。“ウィンブルドン”の直前もそんなだった。彼女は限界を感じて、競技から離れてしまった。家族の皆で5〜6日かけて話をした。娘は冷静さを取り戻して、トレーニングを再開した」

モスクワ生まれのリバキナは、カザフスタンに国籍変更する前はロシアの選手として活動していた。ロシア人選手の出場が認められなかった今年の「ウィンブルドン」でリバキナが優勝した際、ロシアテニス協会の会長は次のように語り、自国の選手が優勝したかのように功績を強調した。「とても素晴らしい。リバキナ、よくやった。私たちは“ウィンブルドン”で優勝した」

リバキナの父はこの発言に反発。さらに、ロシアテニス協会側から契約の申し出があったことを明かした。「いつだったか、協会が契約を提案してきた。私はそれを見て悲しくなった。契約の本質は、よく知られるキャッチフレーズ“金はないがここで踏ん張って”、で表現できるものだった(2016年にクリミアを訪れたロシア首相が年金給付額を上げて欲しいと嘆願した女性にこう発言し、ロシア国内で話題を呼んだ)」

リバキン氏は娘をロシアの産物のように言われたことに苦言を呈し、こういうアプローチは“言語の限界”によるものだと語った。「正直、私だったらこんな契約を送ること自体恥ずかしいと思う。そして、“私たちの産物だ”というアプローチ。私は誰かに対して怒っているわけではない。言うなれば“言語の限界”のせいでこういうことが言われてしまう。良い教育を受け、かつスポーツで大成する人は多くない」

「全米オープン」ではまさかの初戦敗退を喫してしまったが、リバキナはまだ23歳。今後の活躍に期待しよう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのリバキナ
(Photo by Rob Newell - CameraSport via Getty Images)

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