ニュース News

ジョコビッチの全米OP不在についてナダル、メドベージェフらが語る

「全米オープン」記者会見でのナダル

新型コロナワクチンを接種していないために「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)に出場できないノバク・ジョコビッチ(セルビア)について、ラファエル・ナダル(スペイン)や世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)らがコメントした。伊ニュースサイト UBI Tennisなど複数のメディアが報じている。

今年は昨年と比べて新型コロナの感染を防止するための入国や大会開催の条件が緩和された一方で、多くの国は入国の際にワクチン接種を義務付けている。アメリカもこれに該当し、ジョコビッチは「全米オープン」ドロー発表の数時間前に欠場が正式に決まった。今季のジョコビッチは「ウィンブルドン」で通算21回目のグランドスラム優勝を果たした一方、ワクチン未接種により「全豪オープン」のほかに北米大陸で開催された4つのマスターズ1000大会も逃している。

「全豪オープン」の時と異なり、「全米オープン」ではアメリカ人であればワクチンを接種していなくても出場することができるため、その差に賛否両論が巻き起こっており、かつてジョコビッチ自身もフェアではないと発言していた。また、ジョコビッチが今年1月にオーストラリアから強制出国となった際に励ましの言葉を送っていた元世界ランキング41位のテニス・サングレン(アメリカ)も彼に賛同し、今回の欠場が決まった際にはこう述べている。「テニスは個人競技だから、利己的な人が多いんだ。みんな自分の利益を考えていて、自分に直接関係ないことに関してはほとんど戦わない。今回のようなことが起きても、誰も動こうとさえしない。ジョコビッチが欠場することを悲しんでいる様子の選手もいるけど、中にはきっと喜んでいる人もいるだろう。大会側はジョコビッチのために何もしてくれなかった。これだけ大規模で影響力のある大会なら、ジョコビッチの免除申請の承認を取れたかもしれないのに」

アメリカテニス協会(USTA)は政府が定めたルールを遵守するとして、ジョコビッチに代わって特別な免除を申請することはできなかったと述べている。ジョコビッチが自ら申請を試みたかどうかはわかっていない。大会を前に、ジョコビッチの欠場について選手たちが意見を述べた。

ナダルは、ジョコビッチのようなトップ選手がグランドスラムを欠場することはファンや大会、そして出場するほかの選手たちにとっても辛いことだと述べた上で、これまでと変わらぬ姿勢を貫いた。「何度も言っているように、大会は個人の選手よりも大きなものなんだ。僕だってキャリアを通して怪我のせいで重要な大会を何度も逃している。それでも大会は行われ、テニスの世界は滞りなく続いていくのさ」

前回大会の決勝でジョコビッチを破ったディフェンディングチャンピオンのメドベージェフはこうコメントした。「彼にはここでプレーしてほしかった。ラファとの(グランドスラム優勝をめぐる)競争も激しくなっているしね。獲得したグランドスラムタイトルが21個だなんて信じられないような数だよ。彼がいなくて残念だ。出場していればテニス界にとって素晴らしいストーリーになっただろう。でも、これはテニス界とかテニス選手の問題じゃなくて、アメリカ政府のルールに従うということなのも理解できる」

また、世界23位のダニエル・エバンズ(イギリス)は「ノバクが出場しないなんてがっかりだ。彼は大会にとって重要な存在だ。ラファのような選手は彼に出場してほしいと思うだろうし、誰が優勝するにしても、ジョコビッチも出場した状態で文句を付けられないような形でトーナメントを勝ち抜きたいはずさ」と述べている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全米オープン」記者会見でのナダル
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

【全米オープンテニス2022】
WOWOWオンデマンド・WOWOWテニスワールドで全コートライブ配信!
◆放送・配信スケジュールはこちら>>

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. ジョコビッチの全米OP不在についてナダル、メドベージェフらが語る