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イズナー絶賛。全米OPにワイルドカードで出場する19歳シェルトンとは?

「ATP1000 シンシナティ」でのシェルトン

元世界ランキング8位のジョン・イズナー(アメリカ)も絶賛する19歳のベン・シェルトン(アメリカ)が、この2ヶ月で目覚ましい活躍を見せている。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトがシェルトンの経歴や試合の詳細を報じた。

フロリダ大学の学生であるシェルトンは、7月下旬の「ATP250 アトランタ」でツアーデビュー。その2回戦でイズナーに敗れたものの、スコアは6-7(8)、6-4、6-7(3)、試合時間は2時間24分と、37歳のベテランを大いに苦しめた。イズナーは試合後に「彼は凄い才能の持ち主だ。1年半前に大学で彼のプレーを見て、その運動能力と才能を知った。正直なところ、これから先、彼に勝てるとは思えない。また対戦することがないことを願っているよ」とシェルトンを絶賛している。

シェルトンはNCAA(全米大学体育協会)の選手権で2021年にフロリダ大学のメンバーとして団体戦の優勝を決める一戦で勝利し、2022年の個人選手権でシングルスのタイトルを獲得。今年の初夏に出場した自身2度目のチャレンジャー大会で準決勝にまで勝ち進み、プロの世界でも十分な手応えを感じたという。「世界ランキング150位や250位の選手と互角に戦えると、自分の能力をもっと信じられるようになって、それがちょっとした自信につながったと思う」とシェルトンは振り返っている。夏には2つのチャレンジャー大会で準優勝を果たし、着々とランキングを上げてきた。

193cmの身長を活かしたビッグサーブやパワフルなショットを得意とするシェルトンのコーチを務めるのは、世界55位にまで到達したことのある父親のブライアン・シェルトンだ。テニス一家で育った選手には大きなプレッシャーと期待がかかるものだが、シェルトン親子は充実した時間を過ごしているという。自身が通うフロリダ大学のテニスチームの監督も務める父親との関係について、シェルトンはこう話している。「すごく楽しいよ。何も言われなくても父が何を考えているかがわかるし、父も僕が何を考えているかがわかるという、とてもいい状況なんだ。父は僕が自分のゲームを発展させて、成功を急がなくてもいいように導いてくれた。長い目で見てくれているんだ」

そんなシェルトンはワイルドカード(主催者推薦枠)として出場した「ATP1000 シンシナティ」でさっそく注目を集めた。1回戦で当時世界56位のロレンツォ・ソネゴ(イタリア)を7-6(5)、3-6、7-5で破り、2回戦では第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)に6-3、6-3で勝利している。ルードとの試合でシェルトンはサービスゲームで8ポイントしか落としておらず、ファーストサーブでのポイント取得率は85%、セカンドサーブでも78%のポイント取得率を記録。さらに、コート後方からの股抜きロブを決めて地元の観客を沸かせている。トップ選手を相手に戦うことにまだ慣れないと話すシェルトンは、ルードに勝利した後の記者会見でプレー中の心境をこう語った。「自分がまだトップ選手でないなら、そのフリをして戦うしかないと思うんだ。もし試合の初めに居心地が悪いと感じた時は、自分に自信を持てるまでとにかく全力を尽くすしかない」

3回戦で第9シードのキャメロン・ノリー(イギリス)に0-6、2-6で敗れたが、シェルトンはこの大会で得たポイントで世界229位から171位へと浮上、トップ200入りを果たした。その後、シェルトンはプロ転向を発表。フロリダ大学で専攻していた経営学は、今後ツアーの合間にオンラインで学び続けるという。「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)にもワイルドカードで出場するシェルトンの活躍を楽しみにしたい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 シンシナティ」でのシェルトン
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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