ニュース News

全米OPにワイルドカードで出場のティーム「僕はアウトサイダー」

2020年「全米オープン」で優勝トロフィーを抱えるティーム

元全米王者のドミニク・ティーム(オーストリア)が、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)出場に向けて今の心境を語った。米テニスメディア Tennis.comなど複数のメディアが報じている。

ティームは2020年3月にキャリアハイとなる世界ランキング3位にまで登り詰め、同年の「全米オープン」で優勝して初のグランドスラムタイトルを手にした。だが、2021年の6月に負傷した手首をのちに手術することになり、今シーズンの頭からツアーに戻る予定も体調不良やトレーニング不足、新たな怪我などで復帰が再三見送られることに。ようやく3月のチャレンジャー大会に出場した頃には約9ヶ月も実戦から遠ざかっていた。そこから7大会連続で初戦敗退を喫したティームは、「まだトップ選手と戦う準備ができていなかった」と振り返る。だが、7月に入ってから連勝が増え、「ATP250 グスタード」では準決勝にまで勝ち進んだ。

風邪により「ATP1000 シンシナティ」を逃したティームは、「全米オープン」に向けた最後の前哨戦となる「ATP250 ウィンストンセーラム」(アメリカ・ウィンストンセーラム/8月21日~8月27日/ハードコート)にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場、昨年3月以来となるハードコートでの大会に臨んだ。

ティームは初戦で世界87位のJ.J.ウルフ(アメリカ)を相手に3時間以上に及ぶ激戦で逆転勝利を収め、2回戦では第1シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が途中で棄権。準々決勝では第13シードのジャック・ドレイパー(イギリス)にストレートで敗れた。この大会前にティームは「今の目標はできるだけ早くハードコートでのリズムを取り戻し、ここアメリカで2つの素晴らしい大会を戦うこと。年末まではかなりタイトなスケジュールだけど、トップ100に戻るという目標を達成したい」と語っていた。

現在世界231位のティームは「全米オープン」にもワイルドカードで出場する。同大会に第1シードとして出場するディフェンディングチャンピオンのダニール・メドベージェフ(ロシア)と、2019年大会ほか4回優勝しているラファエル・ナダル(スペイン)、そしてティームの3人には共通点がある。それは、彼らがそれぞれ「全米オープン」で最後に戦った7試合すべてに勝利している(優勝している)ということ。だが、二人に比べて今の自分は優勝候補にはほど遠いとティームは話す。

「ダニール、ラファと僕の間には大きな違いがある。二人は優勝候補だけど、僕は100人以上いるアウトサイダーの一人に過ぎない。彼らは素晴らしいプレーを続けていて、お互いにグランドスラムの決勝で戦ったりと、充実した1年を過ごしてきた。それに比べて僕はまだ復帰の途中なんだ。でも、限られた出場選手の一人になれたことを誇りに思っている」

(WOWOWテニスワールド編集部)

写真は2020年「全米オープン」で優勝トロフィーを抱えるティーム
(Photo by Al Bello/Getty Images)

WOWOWテニスワールド編集部

WOWOWテニスワールド編集部

facebook twitter

速報や最新ニュース、グランドスラム、ATP、WTAなどの大会日程と試合結果情報など、テニスのすべてをお届けします!

WOWOWテニスワールド

  1. Home
  2. ニュース
  3. 全米OPにワイルドカードで出場のティーム「僕はアウトサイダー」