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バトル勃発?!終了後にもめたテニスの試合5選!

「全仏オープン」でのメドベージェフ

この記事では、スポーツウェブメディアSportskeedaが取り上げている「終了後にもめたテニスの試合」をご紹介。時には試合の内容以上に注目を集めてしまうこともある、コート内での舌戦をみていこう。

ファビオ・フォニーニ(イタリア)VS アルヤズ・ベデネ(スロベニア)
@2022年「ATP500 ハンブルク」

フォニーニが勝利し、ネット越しに握手を交わして試合は幕を閉じようとしていた。しかし、試合中に納得できない判定があった様子のベデネが何かを言ったことをきっかけに揉め始めた2人。主審が止めに入ったものの口論は続き、フォニーニがコートに残ったボールの跡を示してベデネに何か訴えている姿も見られた。ちなみに、これはフォニーニがイタリア人選手として初めてツアー通算400勝を達成した記念すべき一戦。偉業を達成したのにも関わらず、後味の悪い試合となってしまった。

コート上で冷静さを失う姿を度々見せてきたフォニーニは、これまでに幾度となくその代償を払ってきた選手の一人。2017年には女性の審判に対する差別的な発言により「全米オープン」で執行猶予付きの出場停止処分を受け、2019年「ウィンブルドン」では「爆発が起こればいい」などと暴言を吐いたことも。

ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)VS エリアス・イーメル(スウェーデン)
@2021年「ATP500 ワシントンD.C.」

第3セット、トンプソンがゲームカウント3-5で迎えた自身のサービスゲーム、40-40と、どちらが次のポイントを取るかが重要なタイミングで問題が発生。トンプソンがネット際にドロップショットを打つと、ベースラインより後方にいたイーメルは懸命に走り、2バウンドしたかしないかという際どいタイミングでボールを返した。2バウンドしたと判断していたトンプソンは返球が遅れてネットにかけたが、主審は2バウンドする前にイーメルはボールを返していたという判定を下した。

トンプソンが「(2バウンドする前に)返せていなかっただろ」と問いただすと、イーメルは肩をすくめながら「僕は見ていない」と返答。主審への訴えもむなしく、ポイントは認められる形で試合続行に。相手にマッチポイントを与えることになったトンプソンは、次のポイントでフォアハンドのショットをネットにかけ、軍配はイーメルに上がった。試合終了直後、トンプソンがイーメルに詰め寄って口論に発展。主審が椅子から降りてきて仲裁に入り、白熱した二人を引き離す事態に。

ステファノス・チチパス(ギリシャ)VS ダニール・メドベージェフ(ロシア)
@2018年「ATP1000 マイアミ」

テニスファンであれば周知の事実だが、仲が良いとは言えないこの2人。事の発端は、初めて対峙した2018年「ATP1000 マイアミ」1回戦だった。メドベージェフによれば、フルセットの末に勝利したメドベージェフに対し、チチパスは「ふざけたロシア人」と暴言を吐いたという。怒りをこらえきれなかったメドベージェフは、「ステファノス、僕の顔を見て言えたものか?トイレ休憩で5分間も姿を消し、コードボールも謝らない。それでも自分はいい子だというのか?」と捲し立てるが、チチパスはだんまりを決め込んでコートを後にした。

2022年「全豪オープン」準決勝後に交わされた心のこもっていない握手も、2人の確執の歴史による結果。試合中、コーチである父親にチチパスがアドバイスを受けているという疑惑はかねてより取りざたされているが、メドベージェフは審判に詰め寄り、そのことについて激しく追及。「彼の父親はすべてのポイントについて何か言っている!」「グランドスラムの準決勝だというのに、なんでそんなことをさせておくんだ!」

この先の数年間、男子テニス界を牽引するであろうトッププレーヤー2人だが、残念ながら和解は程遠いだろう。

ナオミ・ブローディ(イギリス)VS エレナ・オスタペンコ(ラトビア)
@2016年「WTA250 オークランド」

第2セットのタイブレークという局面。ブローディの放った速いに球に追いつかなかったオスタペンコの手からラケットが離れ、それがボールボーイのいる方向に飛んでいってしまうアクシデントが。故意なのかどうかは本人のみが知るところだが、ブローディは主審に対してオスタペンコを失格にすべきと抗議した。主審やWTAのスーパーバイザーはこの訴えを退け、試合は続行されることとなったが、この決定に不服なブローディはコート上で号泣。

試合はブローディの勝利に終わったが、その後もひと悶着。ネット越しの握手をひどくおざなりに済ませたオスタペンコに対し、ブローディが再び爆発。観客には笑顔を見せつつも、「彼女はボールボーイにラケットをぶつけた」と声を上げた。

エレナ・オスタペンコ(ラトビア) VS アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)
@2021年「ウィンブルドン」

勝利したトムヤノビッチは自身初となる「ウィンブルドン」ベスト16入りを果たすのだが、それ以上に凄まじい言い争いが注目されることとなってしまったこの試合。

第3セット0-4となったところで、オスタペンコが腹筋の治療するためメディカルタイムアウトを申し出ると、トムヤノビッチは「彼女は嘘をついてる。みんな分かってるわ」と主審に抗議。それまでは全く問題なさそうに見えたのに、急に怪我のふりをしだしたと主張したが、この訴えは認められず、10分ほど後に試合は再開された。

試合後、ネット越しに握手を交わしながら、「もし私が嘘をついていると思うんだったら、療法士のところに行って話を聞くといいわ」と言うオスタペンコに対し、「良くなるといいわね」と皮肉交じりに吐き捨てるトムヤノビッチ。これに腹を立てたオスタペンコが「あなたの態度は最悪よ。リスペクトが全くない」と非難すると、負けじとトムヤノビッチも「よく言うわ!」と返す。まさに売り言葉に買い言葉状態で、険悪ムードの中で試合は幕を閉じた。

テニスプレーヤーたちがこうも熱くなってしまうのは、それぞれが本気で勝負をしている証拠ともいえるだろう。とはいえ、後味の悪い試合や、選手同士の罵り合いほど悲しいものはないし、お互いに対戦相手にリスペクトを持ったプレーを見せてほしいものだ。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「全仏オープン」でのメドベージェフ
(Photo by Adam Pretty/Getty Images)

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