テニス界を代表するビッグカップル、元世界ランキング3位のエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)が元世界6位のガエル・モンフィス(フランス)との結婚がいかに自分の助けになっているかについて語った。米テニスメディア Tennis World USAが報じている。
スビトリーナは昨年7月にモンフィスと結婚したことで頭の中が整理され、より良い方法で物事に向き合えるようになったという。昨シーズンのクレーと芝のシーズンでは本領を発揮できなかったスビトリーナだが、結婚直後に開催された「東京オリンピック」の女子シングルスで銅メダルを獲得した。
「彼と結婚式を挙げたことで、少しリラックスして物事に向き合うことができた。何ヶ月も続いていた不振を完全に忘れてオリンピックに臨むことができたの。自分の国を代表してメダルを獲得したことはすごく特別なことで、間違いなく私のキャリアの中で最高の功績の一つよ」
スビトリーナは現在モンフィスとの第一子を妊娠中だが、その妊娠がわかったのとほぼ同時期の今年2月、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった。自国の人々が苦しんでいることに心を痛めているスビトリーナが毎晩のように泣く姿を見るのは「辛い」と話していたモンフィスは、スビトリーナや彼女の家族を全面的にサポートすると公言している。
そんな夫の支えをスビトリーナはありがたく感じているそうで、以下のように感謝した。「ガエルはずっと寄り添ってくれて、大きな支えになっているわ。私は毎日絶好調というわけにはいかなくて浮き沈みがあるんだけど、私が悲しんでいる姿を見るのは辛いだろうに、彼はどんな時でも支えてくれる。本当にありがたいと思っているわ」
現在のスビトリーナはウクライナ支援に注力しており、自身の財団を通してテニスを続けたいウクライナの子どもたちを支援するほか、7月にポーランドで開催されたチャリティーマッチにも関わっている。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2021年パリイベントでのモンフィスとスビトリーナ
(Photo by John Berry/Getty Images)