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メドベージェフ、試合後にファンから「負け犬」と呼ばれひと悶着

2021年「ATP1000 トロント」でのメドベージェフ

「ATP1000 モントリオール」で初戦敗退を喫した世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)が、試合直後に「負け犬」と呼んだファンとひと悶着あったことがわかった。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

前の週に「ATP250 ロスカボス」で優勝したばかりだったメドベージェフは、モントリオールでの初戦で当時世界ランキング37位のニック・キリオス(オーストラリア)と当たり、7-6(2)、4-6、2-6の逆転負け。第1シードとしてタイトル防衛に臨んだメドベージェフだったが、早々に大会から姿を消すことになった。さらに追い打ちをかけるように、その試合後に彼がコートからロッカールームへ移動している途中、そこに集まっていたテニスファンの一人がメドベージェフに向かって「負け犬」と叫んだのだ。その場に居合わせたほかのファンが撮影した動画には、声がしてから数歩進んだのちに相手のいるところまで戻るメドベージェフの姿が映っている。会話の内容までは聞き取れないが、数人の警備員が取り囲む中、メドベージェフが身振り手振りで何かを主張しているのがわかる。

「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月14日~8月21日/ハードコート)にも第1シードとして出場するメドベージェフは、大会前の記者会見でこの一件について説明している。

「あの時は試合に負けて落ち込んでいた。でも、僕をバカにする奴がいれば黙ってはいない。目の前で悪口を言われてそのまま歩き続けることなんてできない。だから、相手のところに行って“君の問題は何だ?どうしてそういうことを言うんだ?”って問い詰めた。彼は英語がほとんど話せなかったよ。周りの人は彼に謝るように言っていたけど、僕が相手に近づくと、その隣にいた彼の父親も僕に向かって酷いことを言ってきたんだ。だから、“子どもをちゃんと教育しろ”と言ってやった。僕をバカにする人は許さない。こういうことが自分の身に起きたのは初めてだよ。(批判や悪口は)ソーシャルメディア上ではもはや手に負えない状態だけどね」

「いつになるか、実際にそんな時が来るかもわからないけど、もし僕が父親になったら、自分の子どもに対して、人に向かって悪口を言ったり怒鳴ったりするような教育をするつもりはない」

モントリオールで対戦したキリオスは、Twitterで一連のやり取りを捉えた動画を引用してメドベージェフへのサポートを示した。「最低な行動だな。これがテニス界の現実さ。ファンは敬意を示す必要がある」とコメントを添えている。

記者会見でメドベージェフはキリオスとの試合について、「初戦で負けたのは酷い結果だけど、ニックとの試合ではいいプレーができたと思っている」と述べており、2019年に優勝している「ATP1000 シンシナティ」とその後にディフェンディングチャンピオンとして出場する「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)に向けても自信を見せている。メドベージェフは「ATP1000 シンシナティ」で順当に勝ち上がれば、準々決勝で再びキリオスと対戦するかもしれない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ATP1000 トロント」でのメドベージェフ
(Photo by Julian Avram/Icon Sportswire via Getty Images)

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