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セレナが引退についてタイガー・ウッズにもらったアドバイスとは?

「ウィンブルドン」でのセレナ

元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)はこのほど、雑誌VOGUEの最新号で「最もつらいこと」というタイトルのエッセイを通して、まもなく引退するつもりであることを明かした。この記事でセレナは、数ヶ月前にゴルフ界のレジェンドであるタイガー・ウッズにキャリアの締めくくりについて助言を求めたことを明かしている。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

今年の「ウィンブルドン」で1年に及んだ怪我によるツアー離脱からシングルスの試合へ復帰する前にウッズと話し、テニス選手としてのキャリアをどうすべきか助言を求めたという。

「今年の春、私はテニスコートに戻りたいってウズウズしていたの。友人であるタイガーと話をしていて、テニス選手としてのキャリアについてアドバイスが必要だと彼に言ったわ。 “どうしたらいいかわからない。終わったように思うけど、もしかしたら終わっていないかも”って」

そこでウッズからは、短い一時的な形であってももう一度テニスに挑戦すべきだと勧められたとセレナは明かす。復帰までの道のりではちょっとしたトラブルはあったものの、ウッズのアドバイスは驚くほど効果があったという。

「彼はタイガー(虎)で、彼自身がそうであるように私も野獣だと言って譲らなかったの!彼は “セレナ、2週間だけやってみたらどうだい?何も約束しなくていい。ただ2週間毎日コートに出て、自分の持てる全てを出し切って、どうなるか見てみるんだ”とアドバイスをくれたの。私は “わかったわ、それならできると思う” と言ったけど、そのあとすぐには何もしなかったの。そして1ヶ月後になって、やってみたの。再びラケットを握ったら、魔法みたいな感覚で上手くできた。本当に調子が良かった。でも“ウィンブルドン”と“全米オープン”に出場するかどうかについては、不透明だった。復帰までの全ての過程は私にとって簡単ではなかった」

またセレナは、テニスの元世界女王以上に、偉大な存在として記憶されたいと強調した。男女平等、スポーツ界におけるLGBTQの人々の権利への貢献など数々の功績を残したレジェンド選手であり人権活動家でもあるビリー・ジーン・キング(アメリカ)を引き合いに出し、自分もスポーツを超えた存在になりたいと語った。

「これから先の長い間、人々が私を、テニスよりも大きなものを象徴する存在として思い浮かべるようになればいいと思う。私はビリー・ジーンを敬愛しているわ。彼女はテニスを超越したからね。私もそうなれれば嬉しいわ」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのセレナ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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