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マスターズ初優勝のカレーニョ ブスタが14位に浮上!錦織は300位圏外へ

2021年「東京オリンピック」での錦織

ATP(男子プロテニス協会)は15日、最新の世界ランキングを公表した。昨年の「ATP1000トロント」で2回戦へ進出していた錦織圭(日本/ユニクロ)は、45ポイントを失い順位を297位から366位へと落とした。錦織がトップ300を下回るのは2010年5月以来のこと。

このカナダの1000大会は、毎年男女の大会がモントリオールとトロントで交互に行われており、今年は男子の大会がモントリオール、女子の大会がトロントで開催された。「ATP1000 モントリオール」(カナダ・モントリオール/8月8日~8月14日/ハードコート)の決勝では、ノーシードの元世界10位パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)が第8シードのフベルト・フルカチュ(ポーランド)を3-6、6-3、6-3の逆転で下し、初めてマスターズ1000大会のタイトルを手にした。今季初優勝でキャリア通算7個目のタイトルを獲得したカレーニョ ブスタは、「間違いなくキャリアで最高のタイトル。今この瞬間をどう感じているか説明できないよ。もしこれが夢なら起こさないでほしい、すごく楽しんでいるから」と喜びを語った。順位は9つ上がり14位となった。準優勝のフルカチュは先週と変わらず10位をキープ。

ベスト4入りした第4シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)とノーシードのダニエル・エバンズ(イギリス)は、前者は2アップで6月に更新したキャリアハイの5位に返り咲き、後者は39位から23位へと浮上し、キャリアハイの22位まであと1つと迫った。

前週に今季初タイトルを手にしたニック・キリオス(オーストラリア)は今大会で、前回チャンピオンで第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)らを下し、ベスト8入りを果たした。順位は9アップの28位。同じく準々決勝まで駒を進めたノーシードのトミー・ポール(アメリカ)は、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を含む2人のシード選手を破る活躍を見せた。順位は3つ上がりキャリアハイの31位に位置している。予選から勝ち上がってきた20歳のジャック・ドレイパー(イギリス)は、本戦では第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を下すなど飛躍し、マスターズ1000大会で初のベスト8。82位から55位へとランクアップし、こちらもキャリアハイ更新となった。

シード選手としてトップ3を担っていたメドベージェフ、アルカラス、チチパスは全員初戦敗退という事態に。マスターズ1000大会でトップ3のシード選手全員が初戦敗退に終わるのは1999年の「ATP1000 インディアンウェルズ」以来のことだった。世界王者のメドベージェフと世界4位のアルカラスは順位に変動はなかったが、前回大会でベスト4だったチチパスは2ランクダウンの7位に。そのほかにも第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)や第11シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)らが初戦で姿を消し、波乱の幕開けとなっていた。

ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアンディ・マレー(イギリス)は、1回戦で第10シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)にストレート負けを喫したが、順位は1つ上がり47位。プロテクトランキングを使ったスタン・ワウリンカ(スイス)も初戦でノーシードのエミル・ルースブオリ(フィンランド)に敗れたものの、順位は16上がり306位に位置している。

日本人では、西岡良仁(日本/ミキハウス)が先日の「ATP500 ワシントンD.C.」で準優勝したことにより、モントリオール大会の本戦にストレートイン。2回戦まで進出し、順位を54位から51位へと伸ばした。予選2回戦まで駒を進めたダニエル太郎(日本/エイブル)は2ランクアップの93位。アメリカのチャレンジャー大会で初戦敗退に終わった内田海智(日本/富士薬品)は、ポイント数に変動はなかったものの順位を1つ上げ168位となりキャリアハイを更新した。

◇   ◇   ◇

【8月15日付最新ATPランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1) ダニール・メドベージェフ(ロシア) 6,885
2. ← (2) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 6,760
3. ← (3) ラファエル・ナダル(スペイン) 5,620
4. ← (4) カルロス・アルカラス(スペイン) 5,045
5. ↑ (7) キャスパー・ルード(ノルウェー) 4,865
6. ← (6) ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 4,770
7. ↓ (5) ステファノス・チチパス(ギリシャ) 4,650
8. ← (8) アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 3,630
9. ← (9) フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ) 3,625
10. ← (10) フベルト・フルカチュ(ポーランド) 3,435
11. ← (11) キャメロン・ノリー(イギリス) 3,065
12. ← (12) ヤニク・シナー(イタリア) 2,975
13. ← (13) テイラー・フリッツ(アメリカ) 2,930
14. ↑ (23) パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン) 2,545
15. ↓ (14) マッテオ・ベレッティーニ(イタリア) 2,440
16. ↓ (15) ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 2,200
17. ↓ (16) マリン・チリッチ(クロアチア) 2,130
18. ↑ (19) グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 1,810
19. ↓ (18) ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 1,760
20. ↑ (21) アレックス・デミノー(オーストラリア) 1,665
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23. ↑ (39) ダニエル・エバンズ(イギリス) 1,520

28. ↑ (37) ニック・キリオス(オーストラリア) 1,385

31. ↑ (34) トミー・ポール(アメリカ) 1,330

47. ↑ (48) アンディ・マレー(イギリス) 930

51. ↑ (54) 西岡良仁(日本/ミキハウス) 862

55. ↑ (82) ジャック・ドレイパー(イギリス) 834

93. ↑ (95) ダニエル太郎(日本/エイブル) 564

168. ↑ (169) 内田海智(日本/富士薬品) 316

306. ↑ (322) スタン・ワウリンカ(スイス) 155

366. ↓ (297) 錦織圭(日本/ユニクロ) 115

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「東京オリンピック」での錦織
(Photo by David Ramos/Getty Images)

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