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元世界女王セレナが引退へ「これ以上つらいことはない」

「WTA1000 トロント」でのセレナ

元世界女王のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がまもなく引退することを明かした。WTA(女子テニス協会)公式ウェブサイトなど複数のメディアが報じている。

9月に41回目の誕生日を迎えるセレナは、ハムストリングの怪我もあって約1年にわたり離脱していたが、「ウィンブルドン」でシングルスに復帰。現地8日に行われた「WTA1000 トロント」(カナダ・トロント/8月8日~8月14日/ハードコート)の1回戦で、430日ぶりのシングルス勝利をあげていた。

そんなセレナが雑誌VOGUEの最新号にエッセイを掲載。「最もつらいこと」というタイトルのそのエッセイの内容がアメリカのニュース番組『グッドモーニング・アメリカ』で紹介され、セレナがまもなく引退するつもりであることが明らかになった。この中でセレナは「引退」という言葉は使っていないが、テニスから離れる意向を綴っている。

「このトピックに関して幸せなことは何もないわ。一番いい表現は“進化”ね。私は自分にとって大事な別のものに取り組むため、テニス選手から進化するの」

「これ以上つらいことはないと思う。終わりにしたくないけど、それと同時に、次に待つものに対して準備ができている自分もいるの」

セレナが引退を決意した背景には、二人目の子どもを迎えたいという思いもあるようだ。セレナは2017年、夫アレクシス・オハニアン氏との間に娘オリンピアちゃんをもうけている。しかし、出産後に彼女は合併症を起こし、一時は生命も危ぶまれるほどの重態に陥ったとのちに明かしていた。

「去年、アレクシスと私は次の子を作ろうとしていたの。そして医師から、私たちの準備が整えば家族を増やすことは可能だと言ってもらえたことで気分が楽になった。私はもうアスリートとしては妊娠したくない。テニスにちゃんと打ち込むか完全に離れるか、はっきりさせる必要があるの。ここのところ、自分のテニスキャリアと家族の二択で悩んでいて、私は後者を選んだ」

セレナはトロント大会の試合でオリンピアちゃんをスタンドに連れてきており、試合中に彼女の姿を見て選手でなく母親モードになったと話していた。

セレナは引退の時期を明記していないが、8月29日開幕の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)には出場する予定だ。「残念だけど、今年の“ウィンブルドン”では勝つ準備ができていなかった。“全米オープン”でも準備が整っているかはわからないけど、挑戦してみるわ。これからの大会が楽しみ」

セレナはグランドスラム優勝回数で24回のマーガレット・コート(オーストラリア)に次いで歴代2位(23回)。その記録については「並びたくないといったら噓になる」と述べているように惜しむ気持ちもあるようだが、過去6回トロフィーを掲げてきた「全米オープン」でどんな雄姿を見せてくれるだろうか。

(WOWOWテニスワールド編集部)

写真は「WTA1000 トロント」でのセレナ
(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)

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