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メドベージェフがナダル、アルカラスから世界1位の座を守るには?

「ATP500 アカプルコ」でのメドベージェフ

先週の「ATP250 ロスカボス」でシーズン初優勝を飾った世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)がこれから世界ランキング1位の座を守るためのシナリオを、ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが紹介している。

メドベージェフは第1シードの前回チャンピオンとして出場する「ATP1000 モントリオール」(カナダ・モントリオール/8月8日~8月14日/ハードコート)でどのような結果を残しても、同大会直後のランキング更新で順位が変わることはない。とはいえ、モントリオールでの彼のパフォーマンスや、第2シードで出場するカルロス・アルカラス(スペイン)がどこまで勝ち進むかが、続く「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月14日~8月21日/ハードコート)を終えた時点での順位変動に大きく影響してくる。

世界2位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は足首の靭帯断裂からのリハビリに励んでおり、「ATP1000 モントリオール」と「ATP1000 シンシナティ」を欠場するため、メドベージェフにとって1位の座を脅かす存在は世界3位のラファエル・ナダル(スペイン)と世界4位のアルカラスだ。ナダルは腹部の怪我のため「ATP1000 モントリオール」を欠場している。

メドベージェフが「ATP1000 モントリオール」で決勝にまで進めば、少なくとも「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)が終わるまでは世界1位を維持することができる。しかし決勝に進むことができなければ、「ATP1000 シンシナティ」の結果次第ではナダルかアルカラスに1位の座を明け渡すことになるかもしれない。

アルカラスが「ATP1000 シンシナティ」の直後に世界1位に到達するチャンスを掴むためには、まず「ATP1000 モントリオール」の決勝に進出することが必須条件となる。ここでアルカラスが3つ目のマスターズ1000大会のタイトルを獲得し、同時にメドベージェフが決勝の相手でなければ、「ATP1000 シンシナティ」でメドベージェフと1位の座を直接争うことができる。メドベージェフが「ATP1000 モントリオール」で3回戦に残ることができず、アルカラスが決勝に進んだ場合も、アルカラスに同じ機会が巡ってくる。また、メドベージェフが準決勝より前に敗れれば、ナダルにも「ATP1000 シンシナティ」で世界1位に返り咲くチャンスが訪れる。だが、ナダルが2020年1月以来の王座に就くためには、優勝以外の選択肢はない。

追われる側になったメドベージェフ本人は落ち着いており、「ATP250 ロスカボス」で優勝した際にはこう話していた。「自分が何を達成したいかはちゃんとわかっている。その目標のために何をして、どれだけ努力するか。それが僕にとって一番大事なことだ。周りの人たちは僕をサポートしてくれているし、もちろん世界1位としてこのタイトルを勝ち取ることができて嬉しい。だけど今後は4,000ポイント分の大会が控えているから、全力を尽くして取りに行くつもりだよ」

19歳のアルカラスは今季すでに「ATP1000 マイアミ」と「ATP1000 マドリード」を含む4つのタイトルを獲得しており、着々とランキングを上げてきた。「ATP1000 モントリオール」の決勝に進んだ時点で世界3位に浮上する。さらに、アルカラスはシーズンを締めくくる「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月13日~11月20日/室内ハードコート)の出場権を懸けたレースランキングではナダルに次いで2位につけている。アルカラスは「ATP1000 モントリオール」で優勝すれば、今季獲得したポイントのみで争われるこちらの順位でナダルとの差を350ポイントに縮めることができ、「ATP1000 シンシナティ」の結果次第では1位に躍り出ることができるかもしれない。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 アカプルコ」でのメドベージェフ
(Photo by Hector Vivas/Getty Images)

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