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21歳の世界女王シフィオンテクがトロント大会を楽しみにしている理由とは?

「WTA1000 ローマ」でのシフィオンテク

21歳のテニスの世界女王イガ・シフィオンテク(ポーランド)は、ハードコートに戻るのを楽しみにしている。シフィオンテクが再び快進撃を始める場所として、「WTA1000 トロント」(カナダ・トロント/8月8日~8月14日/ハードコート)より適した舞台はないだろう。大会前に記者会見を行ったシフィオンテクが、意気込みを語った。WTA(女子テニス協会)の公式ウェブサイトが伝えている。

「WTA1000 トロント」は、シフィオンテクがブレイクするきっかけとなった大会だ。前回2019年に出場した際のシフィオンテクは、予選を突破して本戦出場を果たした世界ランキング65位のルーキーだった。だが当時18歳のシフィオンテクは、元世界女王で第15シードだったカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を下し、注目を浴びる。次の試合では第2シードの大坂なおみ(日本/フリー)にストレートで敗れたものの、強い印象を残した。

「思い出してみると、これまでどれだけ努力をしてきたか、今はどれだけ違う気持ちでいるかが分かる。以前は、すべての練習は勉強で、自分がどのように感じるかを理解したり、誰とならプレーできるのか、誰が私より強いのかを理解しようとしていた。カロラインやなおみとプレーしたあの2試合は、私にも何かできると思わせてくれた」

トロントでの良い思い出を振り返りつつ、シフィオンテクはハードコートに戻れてホッとしているようだった。グラスコートの「ウィンブルドン」に出場した後、シフィオンテクはハードコートでのトレーニングに戻り、その後、祖国ポーランドで行われたクレーコートの「WTA250 ワルシャワ」に出場。異なるサーフェス間の移行はなかなか難しかったようで、シフィオンテクは準々決勝で、後に優勝したカロリーヌ・ガルシア(フランス)に敗れた。

「WTA1000 トロント」は今シーズン6つ目のWTA1000大会だ。今年のシフィオンテクはドーハ、インディアンウェルズ、マイアミ、ローマと、これまで出場したWTA1000大会すべてで優勝を飾っている。これらの大会で負け知らずだったシフィオンテクは、37試合連続勝利を達成。先月の「ウィンブルドン」3回戦で、惜しくも記録は途絶えた。

シフィオンテクは、連続勝利記録に関する数字や統計はすでに過去のものだと語る。

「もっと多くを達成した選手がたくさんいるのは知っているけれど、自分がシーズン前半にやり遂げたことをかなり誇りに思っているわ。これで少し思い通りにプレーできる自由が得られるといいな。だって、もう何も証明しなくてもいいから。ただ、プレッシャーにもなるかもしれない。だから過去に起こったことは考えないようにして、次に向けて準備しようとしているわ」

これまで素晴らしいシーズンを送ってきたシフィオンテクだが、まだ制圧すべき大陸が残っている。シフィオンテクは、これまでのキャリアで「WTA1000 トロント」、「WTA1000 シンシナティ」、そして「全米オープン」と、北米の三大大会ではベスト16以上に進出したことがないからだ。

現在のところ、世界ランキングではシフィオンテクは世界2位のアネット・コンタベイト(エストニア)に約4000ポイントの差をつけており、世界女王としての地位は揺るぎない。さらにシーズン末の最終戦「WTAファイナルズ」への出場権をかけたレースでも、2位のオンス・ジャバー(チュニジア)に4300ポイント以上の差をつけて、トップを走っている。これだけのリードがあれば、大会中にプレーを調整する余裕が十分ある。シフィオンテク自身、この時期に調整できることは長期的に見て利益のあることだと考えている。

「勝って、勝って、勝つことだけに集中することのないようにと願っているわ。試合の内容で向上させたい所もあるから。“全仏オープン”と“ウィンブルドン”の後、少し練習する時間があった。それらを実践してみたいと思っているの」

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「WTA1000 ローマ」でのシフィオンテク
(Photo by Alex Pantling/Getty Images)

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