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決勝5連敗中だったメドベージェフがシーズン初優勝「とても嬉しい」

「ATP250 ロスカボス」でのメドベージェフ

世界王者のダニール・メドベージェフ(ロシア)が、第1シードとして臨んだ「ATP250 ロスカボス」(メキシコ・ロスカボス/8月1日~8月6日/ハードコート)で今シーズン初となる優勝を飾った。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。

ハードコートを得意とするメドベージェフは1セットも落とさずに決勝に進み、最後は第3シードのキャメロン・ノリー(イギリス)を7-5、6-0で下して通算14個目のツアータイトルを獲得。昨年の「全米オープン」以来にトロフィーを掲げることができたメドベージェフはオンコートインタビューでこう語っている。「どの試合も良かったけど、決勝はいつだって特別だ。決勝ではその週に最も強さを発揮した選手と対戦する。だから、ハイレベルな戦いになることが多く、そのような重要な試合で高いレベルのプレーをして、いいショットを決めることができてとても嬉しい」

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れた昨年11月の「ATP1000 パリ」から決勝で5連敗中だったメドベージェフ。今年に入ってからも「全豪オープン」でラファエル・ナダル(スペイン)に、「ATP500 ハレ」では当時世界12位のフベルト・フルカチュ(ポーランド)に優勝を阻まれていた。だが、メドベージェフはロスカボス大会では圧倒的な強さを見せつけ、10回迎えたブレークチャンスのうち6回をモノにし、1時間23分で試合を終わらせている。

試合後の記者会見でメドベージェフは「テニスのいいところは、一週間でそのシーズンをひっくり返すことができるところだ」とコメント。「これまでの僕は決勝で5連敗だった。それは気持ちのいいことではないし、もっと良い結果を残したかった。次がどうなるかなんてわからないから、この決勝の前はいつもより少し緊張したよ。やっと優勝できてすごく満足している」

この試合は第1セットの終盤で重要な局面を迎えた。メドベージェフはゲームカウント5-4で迎えたサービスゲームを40-15でリードしてセットポイントを2度も握りながらも、ノリーにブレークを許してしまう。直後のゲームの最初のポイントでメドベージェフはボールを打ち返そうとして手を擦りむいてしまい、出血したため試合を中断してメディカルスタッフから処置を受けることになった。メドベージェフは試合の流れをこう振り返っている。

「第1セットではお互い2回ずつブレークして、ゲームカウント5-5になった。5-4で迎えた第10ゲームでは、僕のプレーも決して悪くなかったのに彼に40-15から逆転された。だから、とにかく耐えるしかなかった。出血のおかげで少しだけ冷静さを保つことができたと思っている。それからは何とかいいプレーができるようになったよ。それでも楽な試合じゃなかったね。キャムは素晴らしい選手だから、本当に激しかった。キャムと戦う時はすべてのポイントを全力で勝ち取らないといけないんだ」

前回チャンピオンのノリーは、あと一歩のところでタイトルを防衛することができなかった。「ベストを尽くしたけど、ダニールが強すぎた。君とチームは見事だった。君は今週のトロフィーにふさわしいよ」と、授与式でメドベージェフを称えている。

今回の優勝で250ポイントを得たメドベージェフは、シーズンを締めくくる「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月13日~11月20日/室内ハードコート)の出場権を懸けたレースランキングで、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を抜いて6位から5位に順位を上げている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

写真は「ATP250 ロスカボス」でのメドベージェフ
(Photo by Manuel Velasquez/Getty Images)

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