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今季サーフェスの違う大会で優勝した8人の男子選手とは?

「ATP500 ドバイ」でのルブレフ

ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、今年2月にハードコートの「ATP250 ドーハ」で3年ぶりに大会を制すると、7月末の「ATP250 キッツビューエル」では8年ぶりとなるクレーコートでの優勝を果たし、今季2冠目を達成。これによりバウティスタ アグートは、今年異なるサーフェスでタイトルを手にした8人目の選手となった。この8人をスポーツウェブメディアSportskeedaが紹介している。(勝敗数は8月1日時点)

8人目:ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)
バウティスタ アグートはシーズン序盤にドーハ大会で、元世界王者のアンディ・マレー(イギリス)やカレン・ハチャノフ(ロシア)らを下し決勝に進出。決勝ではニコラス・バシラシビリ(ジョージア)をストレートで破りタイトルを手にした。その後は「ATP250 マヨルカ」で準優勝を果たすなど結果を残している。

キッツビューエル大会では決勝で20歳のFilip Misolic(オーストリア)に対し、お手本のような安定を見せ、各セットで2度ずつブレークを奪い1時間32分で勝利を決めた。このタイトルはバウティスタ アグートにとって、8年前の「ATP250 シュトゥットガルト」以来のクレーコートでの優勝となり、タイトル獲得数を通算11に伸ばした。今シーズンの成績は27勝11敗で、順位は現在世界ランキング18位に位置している。

7人目:ライリー・オペルカ(アメリカ)
オペルカはこれまでで最も良いシーズンを送っており、34試合に出場して20勝を挙げ、タイトルを2つ手にしている。オペルカが今季初タイトルを手にしたのは2月にハードコートで行われた「ATP250 ダラス」。決勝では2度のタイブレークの末に同胞のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を破った。211cmという長身のオペルカはこの週1セットも落とさなかったが、4試合で6度のタイブレークを切り抜けなければならなかった。

タイトルを獲得した翌週「ATP250 デルレイビーチ」で準優勝を果たし、クレーシーズンに入ると早々に「ATP250 ヒューストン」で同じビッグサーバーのジョン・イズナー(アメリカ)を退け、クレーコートでの初タイトルを獲得した。現在24歳のオペルカにとって1シーズンのうちに複数のタイトルを獲得したのは、これが初めてのことだ。

6人目:キャメロン・ノリー(イギリス)
ノリーはシーズン開幕4連敗を喫し、7試合戦った時点で勝利を挙げたのはたったの2試合という厳しいスタートを切った。しかしながらデルレイビーチ大会ではこれまでの状況を一変させ、大会を通じて1セットしか落とさず、決勝では強力なサーブを持つオペルカを抑えて優勝。その翌週の「ATP500 アカプルコ」ではステファノス・チチパス(ギリシャ)やイズナーに勝利し、決勝へと駒を進めた。決勝ではラファエル・ナダル(スペイン)に敗れ準優勝に終わった。

クレーシーズンに入るとノリーは、「ATP250 リヨン」の決勝で3セットの末にアレックス・モルチャン(スロバキア)を下し、クレーコートでの初優勝を果たした。続くグラスシーズンでは母国で開催された「ウィンブルドン」でグランドスラム初のベスト4入り。そこで得た自信を胸に現在は「世界1位になるために、すべてを犠牲にする覚悟がある」と意気込み、北米のハードコートシーズンに挑もうとしている。

5人目:ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
ジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチン接種を受けていないことで、今年の「全豪オープン」や北米で開催されている大会に出場できていない。2月に行われた「ATP500 ドバイ」で遅ればせながらシーズンを開始し、「ATP250 ベオグラード」でシーズン初の決勝に進出したものの、そこで第2シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に敗れた。

だが、この準優勝から徐々に調子を戻してきたジョコビッチは「ATP1000 ローマ」で6度目の優勝を果たした。タイトル防衛を賭けて臨んだ「全仏オープン」では最終的に優勝するナダルに準々決勝で敗れたが、「ウィンブルドン」では7度目の優勝を掴んだ。これによりグランドスラムの優勝回数を21回へと更新し、ナダルの持つ史上最多記録まであと1つに迫った。

4人目:テイラー・フリッツ(アメリカ)
現在アメリカでナンバー1の選手であるフリッツは今季、40試合に出場して29勝を挙げ、2つのタイトルを手にしている。「ATP1000 インディアンウェルズ」決勝で、20連勝中だったナダルの記録に終止符を打ち、初めてマスターズ1000大会のタイトルを獲得。

クレーシーズンでは2度準々決勝に進出した後、グラスシーズンでは「ATP250 イーストボーン」でタイブレークまでもつれながらも同胞のマキシム・クレッシー(アメリカ)を破り、初タイトルを獲得した思い出深い大会を3年ぶりに制した。フリッツは続く「ウィンブルドン」でも初のベスト8入り。準々決勝ではナダルを相手に2-1と優位に立ったものの、逆転を許して敗戦。フリッツは試合後、この敗戦を「人生で一番辛い敗戦」と振り返っている。

3人目:アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
ルブレフはシーズン当初乗りに乗っていた。ハードコートで13試合連続勝利を挙げ、「ATP250 マルセイユ」とドバイ大会のタイトルを2週続けて獲得。この連勝はインディアンウェルズ大会の準決勝で、のちに優勝するフリッツによって断たれた。

続く3試合のうち2試合で敗れたルブレフであったが、ベオグラード大会の決勝でジョコビッチ相手に初勝利を挙げて、今年3つ目のタイトルを獲得。またこの優勝はルブレフにとってクレーコートでの3つ目のタイトルでもあった。ルブレフの今年のワシントン大会前までの成績は32勝11敗。

2人目:カルロス・アルカラス(スペイン)
今年最も注目を浴びているアルカラスは、48試合に出場して42勝を挙げている。これはステファノス・チチパス(ギリシャ)と並んでツアー最多勝利数となる。タイトルの獲得数は4つで、今年最初に獲得したのは「ATP500 リオデジャネイロ」でのもの。これは彼にとって初のATP500レベルのタイトルとなった。その数週間後、アルカラスはハードコートで行われた「ATP1000 マイアミ」で初のマスターズ1000大会のタイトルを手にした。

クレーシーズンではさっそく「ATP500 バルセロナ」を制すと、「ATP1000 マドリード」では優勝経験者のナダルとジョコビッチを立て続けに破り、マスターズ1000大会で2つ目のタイトルを我が物とした。これにより、アルカラスはここ20年近い期間で複数のマスターズ1000大会のタイトルを獲得した最年少の選手となった。グラスシーズンで出場したのは「ウィンブルドン」のみで、結果は4回戦で敗退。その後はハンブルク大会と「ATP250 ウマグ」で立て続けに準優勝を果たし、世界ランキングでは4位まで浮上している。

1人目:ラファエル・ナダル(スペイン)
ナダルは今季幾度も怪我に苦しめられているものの、素晴らしい結果を出し続けている。今年38試合に出場して35勝を挙げ、グランドスラムでは「全豪オープン」と「全仏オープン」で優勝。「ウィンブルドン」では準決勝まで進出したが、腹部の怪我により棄権を余儀なくされた。

「ATP250 メルボルン」での優勝でシーズン開幕を飾ると、その後の「全豪オープン」では自身2度目となるタイトルを手にした。ナダルの勢いは止まらず、続くアカプルコ大会では1セットも落とさずに優勝。今年初のマスターズ1000大会となったインディアンウェルズ大会でも決勝に進出。しかしフリッツとの決勝では、肋骨の疲労骨折をしていたこともあり敗戦。年初からの連勝記録は20勝でストップした。この怪我によってクレーシーズンに出遅れたナダルだったが、「全仏オープン」では自身の持つ最多記録を更新する14度目の優勝を果たした。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ドバイ」でのルブレフ
(Photo by David Gray/Getty Images)

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