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キリオス、サーブの方向をファンに決めてもらう【動画アリ】

「ATP500 ワシントンD.C.」でのキリオス

先日の「ウィンブルドン」で準優勝を飾ったニック・キリオス(オーストラリア)が、「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./8月1日~8月7日/ハードコート)で粋なファンサービスを見せた。ATP(男子プロテニス協会)公式ウェブサイトが報じている。

1回戦で世界ランキング53位のマルコス・ギロン(アメリカ)を6-3、6-2で退けたキリオス。その試合で40-0としてマッチポイントを迎えた際に観客席へ向かい、最前列に座っていた女性に「どこにサーブを打ってほしい?」と尋ねている。1本目のサーブは外してファンに謝ることになったが、2本目の強烈なサーブをギロンが返すことができず、勝負は決した。

キリオスは優勝を飾った2019年大会でも、観客にマッチポイントのサーブの方向を決めてもらっていた。3年前と同じファンサービスを行ったことについて、試合後の記者会見でキリオスは「お金を払って観に来てくれた人が、ここでそういう思い出を作れるというのはすごくクールな経験だと思うんだ」と説明している。

キリオスはこの試合で12本のサービスエースを決め、ファーストサーブでのポイント取得率で82%を記録。実況者も「最もポジティブな形でニックらしいプレーを見せた」と称えている。キリオスは試合をこう振り返った。

「今日はかなり緊張していた。もちろん2019年にこの大会で優勝しているけど、去年は1回戦で敗退して、ちょうど人生の暗黒期を迎えていたところだったんだ。だから、今年は本当にいいプレーをしたかった。ハードなトレーニングを積んできたし、今の自分のテニスにはかなり満足している。精神的にもね。それをファンにも見せたかった。去年の俺のパフォーマンスは酷かったから、その雪辱を果たすためにも、いいプレーを見せたいと思ったんだ」

これでキリオスは今シーズンに出場した9つの大会すべてで1回戦を突破しており、2回戦で第14シードのトミー・ポール(アメリカ)にも勝利して今季の成績を23勝7敗に伸ばしている。3回戦では第4シードのライリー・オペルカ(アメリカ)と当たる。

「ウィンブルドン」の決勝で4セットの末にノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ、初のグランドスラムタイトルを逃したキリオスは、その敗戦を克服するのに時間がかかったとのちに認めている。恋人とのバハマ旅行を満喫したキリオスは7月下旬に開催された「ATP250 アトランタ」でタナシ・コキナキス(オーストラリア)と組んだダブルスで優勝、二人は今年の「全豪オープン」に続いて2つ目のタイトルを獲得した。キリオスは「ATP500 ワシントンD.C.」でもダブルス元世界2位のジャック・ソック(アメリカ)と組んでダブルスにも出場しており、1回戦で第3シードのマルセロ・アレバロ(エルサルバドル)/ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)のペアを破っている。

(WOWOWテニスワールド編集部)

写真は「ATP500 ワシントンD.C.」でのキリオス
(Photo by Rob Carr/Getty Images)

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