昨年11月に婚約を発表していた元世界女王のアシュリー・バーティ(オーストラリア)が、ついにめでたく結婚し、すでに挙式も済ませたようだ。米テニスメディアBaselineが報じている。
週末にInstagramを更新したバーティ。「Husband & Wife(夫と妻)」というコメントと併せて、プロゴルファーのギャリー・キシック氏との2ショット写真をアップした。その写真の中で、バーティはオーストラリアのブライダルクチュールデザイナーであるスザンヌ・ハーワードが手掛けたシンプルなウエディングドレスを着用しており、夫となったキシック氏に優しい笑顔を向けている。また、この投稿には、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)をはじめとした多くのテニススターたちから祝福の言葉が寄せられている。
私生活については多くを公表してこなかったこのカップルの結婚式は、先月、クイーンズランド州のどこかの会場で執り行われた模様。地元メディアが報じたところによると、結婚式のゲストには、「全米オープン」2連覇(1997年と1998年)で知られるパトリック・ラフターや、女子ダブルスで元世界ランキング3位のケーシー・デラクア、2004年「アテネオリンピック」銅メダリストのアリシア・モリック、バーティの元コーチであるジム・ジョイスら、国内のテニススターたちが名を連ねていたという。
バーティは以前、VOGUEのインタビューで夫についてこんなことを話していた。「彼はとても忍耐強かった。というのも、私たちが出会ったとき、彼はテニスについてあまり知りませんでした。ツアーがどのようなもので、私たちがどれだけの間離れ離れになるのかなど、理解するのにとても苦労したと思います。ですが彼は、私に面白さや笑顔をもたらしてくれるので、テニスを離れたときに傍にいてくれる人としてぴったりなんです。私は、これからの(人生の)旅を、彼以外の誰とだって共有したくありません」
今年1月の「全豪オープン」で3度目のグランドスラム優勝を飾った後、2ヶ月と経たないうちに現役を引退したバーティ。引退後は、テニスアカデミーを設立して青少年育成に貢献したり、ゴルフ大会やチャリティーイベントに参加したり、子ども向けの絵本のシリーズ「Little Ash(リトル・アッシュ)」を出版したりと、とにかく多忙な日々を送っていた。
今後も、妻となり人生の新しい一歩を踏み出した彼女のパワフルな活動から目が離せなさそうだ。
(WOWOWテニスワールド編集部)
※写真は2022年「全豪オープン」優勝翌日の撮影会でシャンパンをあけるバーティ
(Photo by Andy Cheung/Getty Images)