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「コロナでウィンブルドン棄権となり一緒に泣いた」ベレッティーニのメンタルコーチが明かす

「ATP500 ロンドン」でのベレッティーニ

世界ランキング14位のマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は、今年3月下旬に利き手である右手を手術。6月のシュトゥットガルト大会で復帰するといきなり優勝し、続いて翌週にディフェンディングチャンピオンとして臨んだロンドン大会も制して、周囲を驚かした。満を持して挑むはずだった「ウィンブルドン」だったが、新型コロナウイルス陽性と判明し、大会を棄権。昨年の「ウィンブルドン」で準優勝を果たしていただけに、本人にとってとても辛い出来事だったようだ。Tennis World USAが伝えている。

ベレッティーニのメンタルコーチとしてコート外でサポートを行うステファノ・マッサリ氏が、この新型コロナによる「ウィンブルドン」棄権をどう経験したのかを語った。

「まず、ティッシュをたくさん買った。僕らは一緒にたくさん泣いたからね。マッテオは“傷心している”と語っていたよ。確かに彼は感染していたけれど“ウィンブルドン” のルールだけを見れば感染していてもプレーすることもできた。けれど彼は対戦相手やボールキッズを尊重して棄権を選んだ。彼はそういう性格だから、他の選択はできなかったんだ」

当時の状況を説明する中でマッサリ氏は、休養の間にベレッティーニが取り組んでいたことを明かした。「彼はこれまでツアーから離脱しなければいけなくなったときは、何もできないと捉えるのではなく、普段できないことをする期間として過ごすようにしていた。例えばツアーに参加しているときでは会えない人に会ったり、ブラジル人のおばあちゃんに電話したりね。あとは映画を観たり本も読む。プレーできない期間を財産として使うのさ。このことは確実に彼の助けになっているよ」

「世界は彼が勝利することにしか興味がないかもしれないけれど、僕たち2人は違うし、僕らはこのことを覚えていなければいけない。そうでないと間違いなく彼の幸福度は下がるだろう。マッテオの中で雪辱を果たしたいという気持ちはすごく強いし、体調が本当に良くなればすぐに彼は自分のレベルを見せつけるだろう。確実に、彼が世界で10本の指に入る選手だと信じているよ」マッサリ氏の言う通り、ベレッティーニは新型コロナからの回復後、初めて出場したグスタード大会で準優勝を果たした。

8月にベレッティーニが出場を予定している大会は、「ATP1000 モントリオール」(カナダ・モントリオール/8月7日~8月14日/ハードコート)と「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月14日~8月21日/ハードコート)、そして今年最後のグランドスラム「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)だ。怪我と病気に負けず、何度もコート上に戻ってきたベレッティーニが残りのシーズンでどんな活躍を見せてくれるのか期待したい。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ロンドン」でのベレッティーニ
(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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