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アルカラス、シナーに連敗も4位浮上!錦織は順位変わらず

2021年「ATP500 ワシントンD.C.」での錦織

ATP(男子プロテニス協会)は1日、最新の世界ランキングを公表した。今月中の復帰を目指しリハビリに励んでいる錦織圭(日本/ユニクロ)は、先週から順位変わらず160位に位置している。

「ATP250 ウマグ」(クロアチア・ウマグ/7月25日~7月31日/クレーコート)の決勝では、前回王者で第1シードの19歳カルロス・アルカラス(スペイン)と第2シードの20歳ヤニク・シナー(イタリア)という次世代のトップを走る二人が対戦。第1セットでは、お互いにブレークチャンスを握らせずタイブレークの末にアルカラスが取る。しかしその後はシナーの粘り強さが際立ち、第2セットと第3セットではアルカラスに合計2ゲームしか与えず6-7(5)、6-1、6-1の逆転で今シーズン初優勝を手にした。シナーは先月の「ウィンブルドン」4回戦でもアルカラスを下しており、これで2連勝。

「すごく嬉しい。不運な時もあり今年は厳しいシーズンを過ごしていたからね。でもこれまで良いプレーができるように、良い選手になれるように努力してきた。それがようやく報われて、トロフィーを掲げることができて最高だよ。でも改善しなければならないことが多くあることも自覚してる。まだ成長過程なんだ」と語るシナーは、10位をキープ。一方、2週連続で準優勝となったものの、ステファノス・チチパス(ギリシャ)と並んでツアー最多勝利(42勝)をあげているアルカラスは順位を5位から4位へと伸ばし、キャリアハイを更新した。

予選を通過し今大会でツアー初勝利を挙げ、そのまま準決勝まで駒を進めた20歳のジュリオ・ゼッピエーリ(イタリア)は32ランクアップの136位でキャリアハイ更新。同じく予選から参加してツアー初勝利を手にし、ベスト4入りを果たした29歳のフランコ・アガメノーネ(イタリア)は、キャリアハイの136位から108位へ浮上させ、トップ100が目前まで迫っている。

「ATP250 アトランタ」(アメリカ・アトランタ/7月25日~7月31日/ハードコート)では、第3シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)が決勝で第6シードのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)を6-3、6-3で破り今季初優勝。同大会では3年ぶり2度目の優勝となったデミノーは、「決勝がチェスのように戦術的な試合になることは分かっていた。僕たち二人はトリッキーな選手で適応力があるから、お互いにいろんな戦術を繰り広げていたんだ。僕は自分のゲームプランを実行でき、勝つことができて良かった。でも本当にどちらが勝つか分からないタフな試合だった」とコメント。順位は9アップの21位に位置している。これでツアー3度目の準優勝となるブルックスビーも6ランクアップの37位に。

日本人では、予選2試合でストレート勝利し、本戦2回戦まで勝ち進んだダニエル太郎(日本/エイブル)が、順位を101位から94位へと上げて2019年4月以来のトップ100に返り咲いた。西岡良仁(日本/ミキハウス)を抜き、日本人トップとなったダニエルはTwitterで「コロナ禍でのランキングシステムや去年の自分のポイントの取り方などに苦労して(トップ100に)戻るのに時間かかりましたが、これからもっと上を目指していきます」と意気込みを綴っている。

ダブルスでは、第2シードのニック・キリオス(オーストラリア)/タナシ・コキナキス(オーストラリア)ペアが、「全豪オープン」に続いてペアとして2度目の優勝を成し遂げた。今季二人で出場したのは4大会のみなのにもかかわらず、シーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ/11月13日~11月20日/室内ハードコート)の8つの出場枠をめぐるランキングレースでは6位を維持している。

「ATP250 キッツビューエル」(オーストリア・キッツビューエル/7月25日~7月30日/クレーコート)では、第3シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がクレーコートで8年ぶりに優勝。キャリア通算11度目のタイトルを手にしたバウティスタ アグートは、「決勝戦は楽しめたよ。プレッシャーにうまく対処できたと思う。クレーコートでタイトルを獲るのはとても久しぶり。これまでこのサーフェスで良いプレーをしてきたから、今日の優勝は僕にとって特別なものとなったよ」と述べた。順位は2つ伸ばし18位に。ワイルドカード(主催者推薦枠)でツアー本戦初出場を果たし、いきなり準優勝という結果を出した20歳のFilip Misolic(オーストリア)は、205位から137位へと大幅アップ。キャリアハイを更新した。

前回チャンピオンのキャスパー・ルード(ノルウェー)はこの週どの大会でもプレーしなかったため、205ポイントを失い6位から7位にダウン。プロテクトランキングを使って出場したドミニク・ティーム(オーストリア)は準々決勝まで勝ち進み、27ランクアップの172位。一時352位まで落ち込んでいたが、順位を着々と上げてきている。

そのほか日本人では、先週大会に出場していない西岡が4ランクダウンの96位。カナダのチャレンジャー大会で2回戦まで進んだ内田海智(日本/富士薬品)が、順位を2つ上げ175位としている。

◇   ◇   ◇

【8月1日付最新ATPランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント

1. ← (1) ダニール・メドベージェフ(ロシア) 7,625
2. ← (2) アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 6,850
3. ← (3) ラファエル・ナダル(スペイン) 6,165
4. ↑ (5) カルロス・アルカラス(スペイン) 5,035
5. ↓ (4) ステファノス・チチパス(ギリシャ) 5,000
6. ↑ (7) ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 4,770
7. ↓ (6) キャスパー・ルード(ノルウェー) 4,685
8. ← (8) アンドレイ・ルブレフ(ロシア) 3,575
9. ← (9) フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ) 3,445
10. ← (10) ヤニク・シナー(イタリア) 3,395
11. ← (11) フベルト・フルカチュ(ポーランド) 3,015
12. ↑ (13) キャメロン・ノリー(イギリス) 2,893
13. ↓ (12) テイラー・フリッツ(アメリカ) 2,825
14. ← (14) マッテオ・ベレッティーニ(イタリア) 2,430
15. ← (15) ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン) 2,245
16. ← (16) マリン・チリッチ(クロアチア) 2,085
17. ← (17) ライリー・オペルカ(アメリカ) 2,010
18. ↑ (20) ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 1,850
19. ↓ (18) グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア) 1,730
20. ↓ (19) ガエル・モンフィス(フランス) 1,615
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21. ↑ (30) アレックス・デミノー(オーストラリア) 1,585

37. ↑ (43) ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ) 1,162

94. ↑ (101) ダニエル太郎(日本/エイブル) 557

96. ↓ (92) 西岡良仁(日本/ミキハウス) 552

108. ↑ (136) フランコ・アガメノーネ (イタリア) 500

136. ↑ (168) ジュリオ・ゼッピエーリ (イタリア) 407

137. ↑ (205) Filip Misolic(オーストリア) 406

160. ← (160) 錦織圭(日本/ユニクロ) 340

172. ↑ (199) ドミニク・ティーム(オーストリア) 311

175. ↑ (177) 内田海智(日本/富士薬品) 304

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「ATP500 ワシントンD.C.」での錦織
(Photo by Mitchell Layton/Getty Images)

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