元世界ランキング3位のダビド・ナルバンディアン(アルゼンチン)が、ロジャー・フェデラー(スイス)との気まずい思い出について語った。米テニスメディア Tennis World USAなど複数のメディアが伝えている。
1982年生まれのナルバンディアンは、1981年生まれのフェデラーと19回対戦し8勝11敗。2002年の初対戦から5連勝をあげ、2005年に行われたシーズン最終戦の決勝では2セットダウンから逆転勝利を飾った。2007年のマドリード大会ではラファエル・ナダル(スペイン)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、フェデラーを立て続けに破って優勝。ビッグ3を同一大会で下した史上初めての選手となった。
フェデラーを相手にコート上で多くの成果をあげてきたナルバンディアンだが、コートの外では気まずい思いを味わったことがあるという。先日、ナルバンディアンは母国のテレビ番組でフェデラーとの一風変わった思い出について語った。
ある年のモンテカルロ大会に参加していたナルバンディアンは、同じく大会に出場していたナダル、ダビド・フェレール(スペイン)とPlayStationで対戦。それに負けたことから、下着姿でエレベーターに乗るという罰ゲームをやる羽目になったと回想している。
「僕たちはちょっとしたトーナメントを開催して、負けた人は下着姿でホテルのエレベーターに乗り、ロビーまで行くことになった。不運なことに僕が負けてしまい、交渉の余地はなかった。そこで(下着姿になって)エレベーターに向かったんだけど、エレベーターのドアが開いた瞬間、僕のすぐ目の前にロジャー・フェデラーとミルカがいたんだ。本当に気まずい状況だったよ!」
粘り強いプレーで多くの名勝負を演じ、テニスファンを沸かせたナルバンディアン。2013年に肩の怪我で引退したが、ファンを楽しませる才能は今も衰えていないようだ。
(WOWOWテニスワールド編集部)
写真は2009年「全豪オープン」でのナルバンディアン
(Photo by Mark Dadswell/Getty Images)