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錦織の復帰はいつ?8月開催の主な大会まとめ

「ATP1000 トロント」での錦織

北米のハードコートシーズンもいよいよ佳境を迎え、月末には今年最後のグランドスラム「全米オープン」が開幕。アキレス腱の怪我のため5月の「全仏オープン」以降は大会から遠ざかっていた元世界女王の大坂なおみ(日本/フリー)は、いよいよ8月1日から始まる「WTA500 サンノゼ」で戻って来る見込みだ。一方、腰を痛めて手術を受け、昨年10月を最後にツアーから離脱している元世界ランキング4位の錦織圭(日本/ユニクロ)は、ワイルドカード(主催者推薦枠)を獲得した「ATP250 ウィンストンセーラム」が復帰初戦となるのだろうか。

<8月の大会カレンダー>
男子

8月1日~8月7日 「ATP500 ワシントンD.C.」(アメリカ、ハードコート)
8月1日~8月6日 「ATP250 ロス・カボス」(メキシコ、ハードコート)
8月7日~8月14日 「ATP1000 モントリオール」(カナダ、ハードコート)
8月14日~8月21日 「ATP1000 シンシナティ」(アメリカ、ハードコート)
8月21日~8月27日 「ATP250 ウィンストンセーラム」(アメリカ、ハードコート)
8月29日~9月11日 「全米オープン」(アメリカ、ハードコート)

女子
8月1日~8月7日 「WTA250 ワシントンD.C.」(アメリカ、ハードコート)
8月1日~8月7日 「WTA500 サンノゼ」(アメリカ、ハードコート)
8月8日~8月14日 「WTA1000 トロント」(カナダ、ハードコート)
8月15日~8月21日 「WTA1000 シンシナティ」(アメリカ、ハードコート)
8月21日~8月27日 「WTA250 クリーブランド」(アメリカ、ハードコート)
8月21日~8月27日 「WTA250 グランビー」(カナダ、ハードコート)
8月29日~9月11日 「全米オープン」(アメリカ、ハードコート)

「WTA500 サンノゼ」(アメリカ・サンノゼ/8月1日~8月7日/ハードコート)
1971年に始まったこの大会は今年で51年目、現在も続いている女子だけの大会としては最長の歴史を持つ。昨年の覇者ダニエル・コリンズ(アメリカ)は、残念ながら今年は欠場となっている。

賞金総額は75万7900ドル(約1億250万円)。ランキングポイントは優勝者に280ポイント、準優勝180、準決勝進出110、準々決勝進出60、ベスト16進出30、1回戦敗退1ポイント、予選勝ち抜き者には18ポイントが与えられる。

女子シングルスは32名、ダブルスは16組が出場。7月28日時点でのシングルスの上位8シードはマリア・サカーリ(ギリシャ)、パウラ・バドーサ(スペイン)、オンス・ジャバー(チュニジア)、アリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)、ココ・ガウフ(アメリカ)、ダリア・カサキナ(ロシア)、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)。その他には大坂や、アマンダ・アニシモワ(アメリカ)、「ウィンブルドン」覇者のエレナ・リバキナ(カザフスタン)らがエントリー。ダブルスには穂積絵莉(日本/日本住宅ローン)/二宮真琴(日本/エディオン)ペアや青山修子(日本/近藤乳業)/チャン・ハオチン(台湾)ペアが出場予定だ。

「ATP1000 モントリオール/WTA1000 トロント」(カナダ・モントリオール/トロント/8月7日~8月14日/ハードコート)
「全米オープン」へ続く一連の北米でのハードコート大会、「全米オープンシリーズ」の最初のATP/WTA1000大会は、カナダのモントリオールとトロントで毎年男女の大会が交互に行われており、今年は男子の大会がモントリオールで、女子の大会がトロントで開催される。昨年の男子の覇者はダニール・メドベージェフ(ロシア)、女子はWTA1000大会初制覇のカミラ・ジョルジ(イタリア)だった。

男子大会の賞金総額は592万6545ドル(約8億257万円)。優勝賞金は91万5295ドル(約1億2400万円)、準優勝は49万9830ドル(約6769万円)、1回戦敗退は2万3690ドル(約321万円)、予選1回戦敗退は6355ドル(約86万円)となっている。ランキングポイントは優勝者に1000ポイント、準優勝600、準決勝進出360、準々決勝進出180、ベスト16進出90、2回戦進出45、1回戦敗退10、予選勝ち抜き者には25ポイントが与えられる。

シングルスの出場選手は56名なので、上位8人のシード選手は1回戦免除となる。7月29日時点での上位8シードは、メドベージェフ、ラファエル・ナダル(スペイン)、ステファノス・チチパス(ギリシャ)、カルロス・アルカラス(スペイン)、キャスパー・ルード(ノルウェー)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)となっているが、渡航規則などに変化がなければ、新型コロナワクチン未接種のジョコビッチのカナダへの入国は難しいと見られている。

女子の賞金総額は269万7250ドル(約3億6526万円)。賞金の内訳はまだ公表されていない。ランキングポイントは優勝900ポイント、準優勝585、準決勝進出350、準々決勝進出190、ベスト16進出105、2回戦進出60、1回戦敗退1、予選勝ち抜き30ポイント。

シングルスは64名、ダブルスは28組で、7月28日時点でのシングルス上位8シードはイガ・シフィオンテク(ポーランド)、アネット・コンタベイト(エストニア)、サカーリ、バドーサ、ジャバー、サバレンカ、ジェシカ・ペグラ(アメリカ)、ムグルッサ。その他には全米女王エマ・ラドゥカヌ(イギリス)や元世界女王シモナ・ハレプ(ルーマニア)、大坂や元全米女王のソフィア・ケニン(アメリカ)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)もエントリー。ダブルスでは柴原瑛菜(日本/橋本総業ホールディングス)/エイジア・ムハメッド(アメリカ)ペア、穂積/二宮ペア、青山/チャンペアが出場予定で、加藤未唯(日本/ザイマックス)/ビビアン・ハイゼン(ドイツ)ペアは補欠リストの2番目となっている。

「ATP250 ウィンストンセーラム」(アメリカ・ウィンストンセーラム/8月21日~8月27日/ハードコート)
「全米オープン」前の最後のツアー大会となるこの大会では、昨年は当時世界63位だったイリヤ・イバシカ(ベラルーシ)が、27歳にして嬉しいツアー初優勝を遂げた。

賞金総額は73万1935ドル(約9916万円)。優勝賞金は10万475ドル(約1363万円)、準優勝は5万7660ドル(約782万円)、1回戦敗退は3905ドル(約53万円)、予選1回戦敗退は1145ドル(約16万円)となっている。ポイントは優勝者に250ポイント、準優勝150、準決勝進出90、準々決勝進出45、ベスト16進出20、2回戦進出10、予選勝ち抜き者には5ポイントが与えられる。

現在世界ランキング160位の錦織は、ワイルドカードでのこの大会への出場が決まっている。シングルス出場者は48名なので、上位16シードまでが1回戦免除。7月28日時点での上位8シードはパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)、オルガ・ルーネ(デンマーク)、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)、フランシス・ティアフォー(アメリカ)、先日ツアー初優勝を遂げたロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)、セバスチャン・バエス(アルゼンチン)、こちらも初優勝したマキシム・クレッシー(アメリカ)。その他には昨年覇者のイバシカや、錦織と同じくワイルドカードを得た元全米王者ドミニク・ティーム(オーストリア)らがエントリー。また世界92位の西岡良仁(日本/ミキハウス)は補欠リストに入っている。

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)
シーズン最後のグランドスラムである「全米オープン」は、8月の最後の月曜日に始まる。昨年は女子シングルスで優勝したラドゥカヌや準優勝のレイラ・フェルナンデス(カナダ)、ベスト8まで勝ち進んだアルカラスら10代選手の活躍が大きな話題を呼んだ。世界王者だったジョコビッチには年間グランドスラム達成という大きな夢がかかっていたが、決勝で世界2位だったメドベージェフにストレート負けを喫してしまい、皆を驚かせた。

今年の賞金についてはまだ発表されていない。男子シングルスではポイントは優勝者に2000ポイント、準優勝1200、準決勝進出720、準々決勝進出360、ベスト16進出180、3回戦進出90、2回戦進出45、1回戦敗退10、予選勝ち抜き者には25ポイントが与えられる。

男子の7月28日時点での上位8シードはメドベージェフ、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、ナダル、チチパス、アルカラス、ルード、ジョコビッチ、ルブレフとなっているが、現時点ではジョコビッチはアメリカへの入国も難しそうだ。またズベレフは、「全米オープン」には出場したいとの意思は明らかにしながらも、まだ「全仏オープン」で負った足首の怪我から復帰していない。現在世界287位となっているスタン・ワウリンカ(スイス)は、プロテクトランキングでエントリー。世界101位のダニエル太郎(日本/エイブル)は、補欠リストの2番目だ。

女子シングルスのポイントは優勝者が2000ポイント、準優勝1300、ベスト4進出780、ベスト8進出430、ベスト16進出240、3回戦進出130、2回戦進出70、1回戦敗退10、予選勝ち抜き40ポイントとなっている。

7月28日時点での上位8シードはシフィオンテク、コンタベイト、サカーリ、バドーサ、ジャバー、サバレンカ、ペグラ、ムグルッサ。セレナはこちらにもスペシャルランキングでエントリーしている。現在世界40位の大坂はストレートイン、土居美咲(日本/ミキハウス)は97位までランキングを戻してきたが、エントリーリストが出た時点では107位で、補欠リストの8番目となった。

当初は現在開催中のアトランタ大会での復帰が期待されていた錦織だが、7月28日時点でエントリーリストに名前があるツアー大会は8月21日から開催のウィンストンセーラム大会だけだ。ただ、西岡も出場予定の、8月14日からカナダのバンクーバーで開催されるチャレンジャー大会の補欠リストにも錦織の名前があり、そこで復帰の可能性もあるのかもしれない。

錦織や大坂にグランドスラムなどの大きな大会で活躍してほしいのはもちろんだが、まず何よりもきちんと怪我を治して、生き生きと自分らしいプレーを繰り広げる姿をコート上で見たい。

※為替レートは2022年7月28日時点

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP1000 トロント」での錦織
(Photo by Vaughn Ridley/Getty Images)

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