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ウィンブルドン欠場のメドベージェフ、芝シーズンにジョコビッチよりポイント獲得

「ATP500 ドバイ」でのジョコビッチ

7度目の「ウィンブルドン」優勝を飾ったノバク・ジョコビッチ(セルビア)は、大会が終了した7月11日付の世界ランキングで7位に後退。同大会に出場できなかったダニール・メドベージェフ(ロシア)は世界王者の地位を維持した。スポーツウェブメディアSportskeedaが伝えている。

これは「ウィンブルドン」を主催するオールイングランド・クラブがロシア人選手とベラルーシ人選手の出場を禁じたことを受けて、ATP(男子プロテニス協会)とWTA(女子テニス協会)が同大会でランキングポイントを付与しないと決定したことが理由だ。あるテニスファンはTwitterでこのことを批判。

「テニスの今のランキングシステムがいかに冗談みたいなものかを示してる」

では、なぜジョコビッチは世界ランキングで後退することになったのか。グランドスラムの勝者は、通常2000ポイントを獲得する。昨年、「ウィンブルドン」で優勝したジョコビッチはこの2000ポイントを得ており、今年の大会の終了時点でそのポイントは消失。しかし今年の大会ではランキングポイントが付与されなかったため、ジョコビッチは新たに1ポイントも獲得できずに、昨年優勝時の2000ポイントをそのまま失うことになった。

「ウィンブルドン」が始まる数週間前にメドベージェフに世界王者の座を明け渡していたジョコビッチは、グラスコートの前哨戦には出場しなかった。これは多くの大会に出場して体力や気力を消耗することを嫌うジョコビッチやラファエル・ナダル(スペイン)のようなベテラン選手たちには、それほど珍しいことではない。

一方のメドベージェフは昨年の「ウィンブルドン」で4回戦を突破できなかったので、今年の大会終了時に失ったのはジョコビッチよりずっと少ない180ポイントだけだった。メドベージェフは今年の「全豪オープン」と「ATP500 アカプルコ」でナダルに敗れた後、4月上旬から1ヶ月半ほどヘルニアの手術のためツアーを離脱。クレーコートシーズンの大半を欠場した後、「全仏オープン」では4回戦に進出。その後のグラスコートシーズンでは、「ウィンブルドン」と同様にイギリスの大会には出場が許されなかったが、オランダでの「ATP250 セルトーヘンボス」とドイツでの「ATP500 ハレ」で準優勝、スペインでの「ATP250 マヨルカ」でベスト8に進出し、グラスコートの3大会で495ポイントを積み上げていた。

「ウィンブルドン」準優勝のニック・キリオス(オーストラリア)は昨年3回戦で敗退しており、防衛すべきポイントは多くはなかったが、大会開始時に世界40位だったランキングは45位まで後退。もし今年の「ウィンブルドン」でポイントが与えられていたら、キリオスは2018年8月以来となるトップ20復帰を果たしていただろう。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は「ATP500 ドバイ」でのジョコビッチ
(Photo by Francois Nel/Getty Images)

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