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全米防衛に挑むラドゥカヌ、新コーチが決定

2021年「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ

北米大陸でのハードコートシーズンを前に、世界ランキング10位のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)の新しいコーチが決まった。英スポーツメディア EUROSPORTなど複数のメディアが報じている。

今年4月に5ヶ月組んだトーベン・ベルツ(ドイツ)と別れてから、フルタイムのコーチ不在のままツアーを回っていた19歳のラドゥカヌが、「全米オープン」のタイトル防衛に向けてドミトリー・ツルスノフ(ロシア)を新しいコーチに選んだとのことだ。

現役選手として2006年に世界20位にまで到達したことのあるツルスノフは、今年6月に約1年組んだ世界2位のアネット・コンタベイト(エストニア)と別れたばかり。ツルスノフがコーチを務めていた昨年8月からの2ヶ月半間で、コンタベイトは出場した7大会中4大会で優勝し、世界30位からトップ10(8位)に急浮上している。昨年10月のインタビューの中でツルスノフはコンタベイトの指導についてこう語っていた。「彼女はほかの選手よりもアグレッシブで、それは生まれ持ったものだと思うんだ。彼女はその攻撃性を抑えている部分があったから、それを逆に活かすべきだと感じた。だから、彼女が自信を持ってアグレッシブにプレーできるようなことに取り組んだ」

また、自身のコーチングについてツルスノフは「いい仕事をしていると思うけど、前まではそういうことを口にするのが怖かった」と話している。「私はバカっぽく振る舞うことがあって、それを楽しんでいることもある。だけど、実際には適当なことを言っているわけじゃないし、ちゃんと情熱も持っている」

ツルスノフと別れる直前にコンタベイトは自己最高となる世界2位を記録しているが、ロシア国籍を持つツルスノフのビザを取得するのが困難であることが関係解消の原因だったとコンタベイトは説明している。ツルスノフはコンタベイトのほかにダブルス元世界1位のエレナ・ベスニナ(ロシア)や、シングルス元世界2位のアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)らのコーチを務めたことがある。ツルスノフがラドゥカヌと組む一方で、コンタベイトはベルツを新しいコーチに迎えている。

ラドゥカヌは「WTA250 ワシントンD.C.」(アメリカ・ワシントンD.C./8月1日~8月7日/ハードコート)で初めてツルスノフとの実践に臨むと報じられている。そこでのトライアルがうまくいけば、ツルスノフはラドゥカヌが出場を予定している「WTA1000 トロント」(カナダ・トロント/8月8日~8月14日/ハードコート)と「WTA1000 シンシナティ」(アメリカ・シンシナティ/8月15日~8月21日/ハードコート)にも帯同し、「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月29日~9月11日/ハードコート)を迎えることになる。

グランドスラム初出場ながら4回戦にまで勝ち進んだ昨年の「ウィンブルドン」以後、ラドゥカヌは4人のコーチと決別しており、いずれも短期間で関係を解消している。「全米オープン」で優勝を飾ってからは度重なる軽度の怪我もあり、目立った成績を残せていない。3つの試合を途中で棄権したこともあって、今シーズンここまでの戦績は9勝12敗。「ウィンブルドン」の2回戦で当時世界55位だったカロリーヌ・ガルシア(フランス)に敗れてからは大会に出場していない。現在はフロリダにあるIMGアカデミーでトレーニングに励む様子をInstagramに投稿している。

(WOWOWテニスワールド編集部)

※写真は2021年「全米オープン」の優勝トロフィーを抱えたラドゥカヌ
(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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